第56回 理学療法士国家試験 午前 第7問
整形外科学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第7問(整形外科学)の正答は 5 です。左股関節の正面像で、骨折線が大転子から小転子へ斜めに走る(転子間)。
問題
78歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像(別冊No. 2)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- 1. 股関節脱臼
- 2. 大腿骨頚部骨折
- 3. 大腿骨骨頭骨折
- 4. 大腿骨転子下骨折
- 5. 大腿骨転子部骨折 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 85.1%やさしい
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 大腿骨転子部骨折
左股関節の正面像で、骨折線が大転子から小転子へ斜めに走る(転子間)。骨頭は寛骨臼に収まり、骨頭と頚部の輪郭は保たれている。骨折線が関節包の外の転子部にあるので、大腿骨転子部骨折である。
【各選択肢の解説】
1. 股関節脱臼
❌ 誤り。骨頭は寛骨臼の中にあり、位置のずれはない。正しくは、脱臼では骨頭が寛骨臼から外れて見える。
❌ 誤り。骨頭は寛骨臼の中にあり、位置のずれはない。正しくは、脱臼では骨頭が寛骨臼から外れて見える。
2. 大腿骨頚部骨折
❌ 誤り。頚部の輪郭は連続している。正しくは、頚部骨折の骨折線は骨頭と転子部の間の頚部(関節包内)にあり、本例の骨折線はそれより遠位の転子間にある。
❌ 誤り。頚部の輪郭は連続している。正しくは、頚部骨折の骨折線は骨頭と転子部の間の頚部(関節包内)にあり、本例の骨折線はそれより遠位の転子間にある。
3. 大腿骨骨頭骨折
❌ 誤り。骨頭の輪郭に骨折線はない。正しくは、骨頭骨折は骨頭そのものが割れる骨折で、股関節脱臼に伴って起こることが多い。
❌ 誤り。骨頭の輪郭に骨折線はない。正しくは、骨頭骨折は骨頭そのものが割れる骨折で、股関節脱臼に伴って起こることが多い。
4. 大腿骨転子下骨折
❌ 誤り。正しくは、転子下骨折の骨折線は小転子より遠位の骨幹部の近位にある。本例の骨折線は小転子より近位の転子間にある。
❌ 誤り。正しくは、転子下骨折の骨折線は小転子より遠位の骨幹部の近位にある。本例の骨折線は小転子より近位の転子間にある。
5. 大腿骨転子部骨折
✅ 正しい(=正答)。大転子と小転子の間を斜めに走る骨折線がある。高齢者が転倒して起立・歩行ができなくなる代表的な骨折である。
✅ 正しい(=正答)。大転子と小転子の間を斜めに走る骨折線がある。高齢者が転倒して起立・歩行ができなくなる代表的な骨折である。
【試験対策ポイント】
| 骨折 | 骨折線の位置 | 関節包 |
|---|---|---|
| 頚部骨折 | 骨頭と転子部の間の頚部 | 内 |
| 転子部骨折 | 大転子と小転子の間 | 外 |
| 転子下骨折 | 小転子より遠位 | 外 |
- 頚部骨折は骨頭への血流が絶たれやすく、骨癒合しにくい・骨頭壊死を起こしやすい
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