第56回 理学療法士国家試験 午前 第8問
理学療法評価学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第8問(理学療法評価学)の正答は 3 です。Sharrardの分類は二分脊椎の麻痺レベルを下肢筋の筋力分布から分類します。
問題
6歳の男児。潜在性二分脊椎。足部の変形を図に示す。MMTを行ったところ、大腿四頭筋の筋力は5、内側ハムストリングスは3、前脛骨筋は3、後脛骨筋は2であった。Sharrardの分類による障害レベルはどれか。
- 1. Ⅰ群
- 2. Ⅱ群
- 3. Ⅲ群 ✓
- 4. Ⅳ群
- 5. Ⅴ群
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%参考値
10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — Ⅲ群
Sharrardの分類は二分脊椎の麻痺レベルを下肢筋の筋力分布から分類します。本例は大腿四頭筋(L2〜4)が5と良好、内側ハムストリングス(L5〜S1)3、前脛骨筋(L4〜5)3、後脛骨筋(L5)2と、L3〜L4レベルまで機能が保たれL5以下が低下しています。これはⅢ群(L4〜L5)に相当します。
【各選択肢の解説】
1. Ⅰ群
❌ 誤り。Ⅰ群は胸髄〜L1レベルで、股関節周囲筋もほとんど働かない高位麻痺です。本例は大腿四頭筋が正常で該当しません。
❌ 誤り。Ⅰ群は胸髄〜L1レベルで、股関節周囲筋もほとんど働かない高位麻痺です。本例は大腿四頭筋が正常で該当しません。
2. Ⅱ群
❌ 誤り。Ⅱ群はL2〜L3レベルで、大腿四頭筋が部分的に働く程度です。本例は四頭筋が5と完全で、より低位の障害です。
❌ 誤り。Ⅱ群はL2〜L3レベルで、大腿四頭筋が部分的に働く程度です。本例は四頭筋が5と完全で、より低位の障害です。
3. Ⅲ群
✅ 正しい。Ⅲ群はL4〜L5レベルで、大腿四頭筋が良好、前脛骨筋がある程度働き、足部内反尖足変形を生じやすい本例の所見と一致します。
✅ 正しい。Ⅲ群はL4〜L5レベルで、大腿四頭筋が良好、前脛骨筋がある程度働き、足部内反尖足変形を生じやすい本例の所見と一致します。
4. Ⅳ群
❌ 誤り。Ⅳ群はL5〜S1レベルで、足背屈・底屈がさらに保たれます。本例は後脛骨筋2と低下しており、より高位です。
❌ 誤り。Ⅳ群はL5〜S1レベルで、足背屈・底屈がさらに保たれます。本例は後脛骨筋2と低下しており、より高位です。
5. Ⅴ群
❌ 誤り。Ⅴ群はS1以下で、ほぼ歩行自立可能なレベルです。本例の筋力低下分布とは一致しません。
❌ 誤り。Ⅴ群はS1以下で、ほぼ歩行自立可能なレベルです。本例の筋力低下分布とは一致しません。
【試験対策ポイント】
Sharrard分類は二分脊椎の麻痺高位を6群(または5群)で表す代表的分類です。鍵となる筋は大腿四頭筋(L2〜4)が働くか=Ⅲ群以下、前脛骨筋(L4〜5)=Ⅲ群、下腿三頭筋(S1〜2)=Ⅳ・Ⅴ群です。足部変形は内反尖足(L4〜5障害で前脛骨筋優位)に注目。MMTの分布から最も遠位で働く筋を読み取るのが解法です。
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