PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第8問

理学療法評価学第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第8問(理学療法評価学)の正答は 3 です。Sharrardの分類は、二分脊椎の麻痺レベルをどの髄節の筋まで働いているかで6群に分ける。

問題
6歳の男児。潜在性二分脊椎。足部の変形を図に示す。MMTを行ったところ、大腿四頭筋の筋力は5、内側ハムストリングスは3、前脛骨筋は3、後脛骨筋は2であった。Sharrardの分類による障害レベルはどれか。
第56回午前第8問 図
  1. 1. Ⅰ群
  2. 2. Ⅱ群
  3. 3. Ⅲ群 ✓
  4. 4. Ⅳ群
  5. 5. Ⅴ群

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.9%難問

48人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — Ⅲ群

Sharrardの分類は、二分脊椎の麻痺レベルをどの髄節の筋まで働いているかで6群に分ける。本例は大腿四頭筋が5、内側ハムストリングスと前脛骨筋(L4)も3と働くが、後脛骨筋は2と弱い。膝伸展と足関節背屈まで働き、L5の筋から弱いので、Ⅲ群(L3〜L4)である。群は足部の形ではなく、MMTでどの筋まで働くかで決める。


【各選択肢の解説】

1. Ⅰ群
❌ 誤り。正しくは、Ⅰ群は胸髄レベルの障害で、下肢筋の随意運動がない。本例は大腿四頭筋が働く。
2. Ⅱ群
❌ 誤り。正しくは、Ⅱ群はL1〜L2レベルで、腸腰筋・股内転筋など股関節の屈曲・内転筋までが働き、大腿四頭筋は働かないか弱い。本例は大腿四頭筋が5である。
3. Ⅲ群
✅ 正しい(=正答)。Ⅲ群はL3〜L4レベルで、股関節の屈曲・内転に加え大腿四頭筋による膝伸展ができ、前脛骨筋も働く。後脛骨筋などL5の筋は弱いという本例の分布と一致する。
4. Ⅳ群
❌ 誤り。正しくは、Ⅳ群はL5レベルで、中殿筋・後脛骨筋・長趾伸筋などL5の筋まで働く。本例は後脛骨筋が2と弱く、Ⅳ群に届かない。
5. Ⅴ群
❌ 誤り。正しくは、Ⅴ群はS1〜S2レベルで、下腿三頭筋・大殿筋まで働く。本例はL5の筋の段階で弱い。

【試験対策ポイント】

Sharrardの分類

群レベル働く筋の目安
Ⅰ胸髄下肢筋の随意運動なし
ⅡL1〜L2腸腰筋・股内転筋(大腿四頭筋は働かないか弱い)
ⅢL3〜L4+大腿四頭筋・前脛骨筋
ⅣL5+中殿筋・後脛骨筋・長趾伸筋
ⅤS1〜S2+下腿三頭筋・大殿筋
ⅥS3以下下肢筋はほぼ正常
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