第56回 理学療法士国家試験 午前 第54問
神経内科学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第54問(神経内科学)の正答は 3 です。成長の過程で脊柱は脊髄より長く伸びるため、成人の脊髄の下端(脊髄円錐)は第1〜第2腰椎の高さで終わる。
問題
健常成人において脊椎に対する脊髄最下端の位置はどれか。
- 1. 第9〜第10胸椎
- 2. 第11〜第12胸椎
- 3. 第1〜第2腰椎 ✓
- 4. 第3〜第4腰椎
- 5. 第5腰椎〜第1仙椎
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.3%標準
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 第1〜第2腰椎
成長の過程で脊柱は脊髄より長く伸びるため、成人の脊髄の下端(脊髄円錐)は第1〜第2腰椎の高さで終わる。それより下は馬尾である。
【各選択肢の解説】
1. 第9〜第10胸椎
❌ 誤り。この高さではまだ脊髄が続いている。正しくは、脊髄の下端は第1〜第2腰椎の高さである。
❌ 誤り。この高さではまだ脊髄が続いている。正しくは、脊髄の下端は第1〜第2腰椎の高さである。
2. 第11〜第12胸椎
❌ 誤り。脊髄はこの高さよりさらに下まで続く。正しくは、脊髄円錐は腰椎の上部(第1〜第2腰椎)で終わる。
❌ 誤り。脊髄はこの高さよりさらに下まで続く。正しくは、脊髄円錐は腰椎の上部(第1〜第2腰椎)で終わる。
3. 第1〜第2腰椎
✅ 正しい。胎生初期には脊髄は脊柱管の全長にあるが、脊柱の成長が速いため脊髄下端は相対的に上がり、成人では第1〜第2腰椎の高さになる。
✅ 正しい。胎生初期には脊髄は脊柱管の全長にあるが、脊柱の成長が速いため脊髄下端は相対的に上がり、成人では第1〜第2腰椎の高さになる。
4. 第3〜第4腰椎
❌ 誤り。この高さは馬尾の領域である。正しくは、ここには脊髄がないため、腰椎穿刺は第3〜第4腰椎間または第4〜第5腰椎間で行う。
❌ 誤り。この高さは馬尾の領域である。正しくは、ここには脊髄がないため、腰椎穿刺は第3〜第4腰椎間または第4〜第5腰椎間で行う。
5. 第5腰椎〜第1仙椎
❌ 誤り。この高さにあるのは馬尾と硬膜嚢である。正しくは、硬膜嚢は第2仙椎付近まで続くが、脊髄そのものは第1〜第2腰椎で終わる。
❌ 誤り。この高さにあるのは馬尾と硬膜嚢である。正しくは、硬膜嚢は第2仙椎付近まで続くが、脊髄そのものは第1〜第2腰椎で終わる。
【試験対策ポイント】
| 構造 | 下端の高さ(成人) |
|---|---|
| 脊髄(脊髄円錐) | 第1〜第2腰椎 |
| 硬膜嚢 | 第2仙椎付近 |
| 腰椎穿刺の部位 | 第3〜第4・第4〜第5腰椎間 |
第2腰椎より下の脊椎損傷では馬尾が障害され、下位運動ニューロン障害(弛緩性麻痺)になる。
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