PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第59問

解剖学第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第59問(解剖学)の正答は 5 です。耳小骨は鼓膜側からツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨の順に連なり、アブミ骨底が前庭窓(卵円窓)にはまって振動を内耳の外リンパへ伝える。

問題
中耳について正しいのはどれか。
  1. 1. キヌタ骨は鼓膜に接している。
  2. 2. 耳管に分布する動脈は迷路動脈である。
  3. 3. アブミ骨筋の支配神経は下顎神経である。
  4. 4. キヌタ骨の短脚はアブミ骨と関節を形成する。
  5. 5. アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでいる。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.6%難問

47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでいる。

耳小骨は鼓膜側からツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨の順に連なり、アブミ骨底が前庭窓(卵円窓)にはまって振動を内耳の外リンパへ伝える。


【各選択肢の解説】

1. キヌタ骨は鼓膜に接している。
❌ 誤り。キヌタ骨は3つの耳小骨の中間にある。正しくは、鼓膜に付着しているのはツチ骨(ツチ骨柄)である。
2. 耳管に分布する動脈は迷路動脈である。
❌ 誤り。迷路動脈は内耳道を通って内耳を栄養する。正しくは、耳管には上行咽頭動脈などの外頸動脈系の枝が分布する。
3. アブミ骨筋の支配神経は下顎神経である。
❌ 誤り。下顎神経(三叉神経第3枝)が支配するのは鼓膜張筋である。正しくは、アブミ骨筋は顔面神経が支配する。
4. キヌタ骨の短脚はアブミ骨と関節を形成する。
❌ 誤り。短脚は鼓室の後壁に靱帯で固定されている。正しくは、アブミ骨頭と関節をつくるのはキヌタ骨の長脚(先端の豆状突起)である。
5. アブミ骨底は内耳の前庭窓にはまり込んでいる。
✅ 正しい。アブミ骨底は輪状靱帯で前庭窓に付き、ピストンのように動いて外リンパに振動を伝える。鼓膜と前庭窓の面積の差などで音圧が増幅される。

【試験対策ポイント】

構造要点
ツチ骨ツチ骨柄が鼓膜に付く
キヌタ骨長脚がアブミ骨と関節
アブミ骨底が前庭窓にはまる
鼓膜張筋下顎神経(三叉神経)
アブミ骨筋顔面神経(麻痺で聴覚過敏)
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