PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第77問

病理学概論第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第77問(病理学概論)の正答は 3 です。イレウスは機械的(物理的閉塞)と機能的(腸管運動の麻痺・痙攣)に大別されます。

問題
機能的イレウスの原因となるのはどれか。
  1. 1. 大腸癌
  2. 2. 腸重積
  3. 3. 長期臥床
  4. 4. 内ヘルニア
  5. 5. 腹腔内癒着

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 長期臥床

イレウスは機械的(物理的閉塞)と機能的(腸管運動の麻痺・痙攣)に大別されます。長期臥床は腸蠕動の低下を招き、腸管に物理的閉塞がないのに通過障害をきたす機能的(麻痺性)イレウスの原因となります。


【各選択肢の解説】

1. 大腸癌
❌ 誤り。腫瘍が腸管内腔を物理的に塞ぐため、機械的イレウス(閉塞性)の原因です。
2. 腸重積
❌ 誤り。腸管が入り込んで閉塞する機械的イレウス(絞扼性)です。
3. 長期臥床
✅ 正しい。腸管運動の低下により蠕動が障害され、物理的閉塞のない機能的(麻痺性)イレウスを生じます。
4. 内ヘルニア
❌ 誤り。腸管が腹腔内の間隙に嵌入して閉塞・絞扼する機械的イレウスです。
5. 腹腔内癒着
❌ 誤り。術後癒着による索状物が腸管を圧迫・屈曲させる機械的イレウスの代表的原因です。

【試験対策ポイント】

イレウス分類が要点。機械的イレウス=物理的閉塞(癌・腸重積・ヘルニア・癒着・索状物)/機能的イレウス=運動障害(麻痺性=長期臥床・腹膜炎・開腹術後、痙攣性=鉛中毒など)。「機能的」を問われたら閉塞物のない選択肢を選ぶのがコツ。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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