PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第77問

病理学概論第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第77問(病理学概論)の正答は 3 です。イレウスは、腸管が物理的に塞がれる機械的イレウスと、閉塞物はないのに腸管の運動が障害される機能的イレウス(麻痺性・痙攣性)に分けられる。

問題
機能的イレウスの原因となるのはどれか。
  1. 1. 大腸癌
  2. 2. 腸重積
  3. 3. 長期臥床 ✓
  4. 4. 内ヘルニア
  5. 5. 腹腔内癒着

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 38%難問

50人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — 長期臥床

イレウスは、腸管が物理的に塞がれる機械的イレウスと、閉塞物はないのに腸管の運動が障害される機能的イレウス(麻痺性・痙攣性)に分けられる。長期臥床は腸の蠕動を低下させるので、機能的(麻痺性)イレウスの原因となる。ほかの4つはいずれも物理的に腸管を塞ぐ原因である。


【各選択肢の解説】

1. 大腸癌
❌ 誤り。正しくは、大腸癌は腫瘍が腸管内腔を物理的に塞ぐため、機械的イレウス(閉塞性)の原因である。
2. 腸重積
❌ 誤り。正しくは、腸重積は腸管が隣の腸管に入り込んで内腔が塞がれる機械的イレウスで、腸間膜の血行障害を伴う絞扼性のものとして扱われる。
3. 長期臥床
✅ 正しい(=正答)。長期臥床では身体活動の低下などにより腸の蠕動運動が弱まり、物理的な閉塞がないまま腸内容が停滞する麻痺性(機能的)イレウスを生じうる。
4. 内ヘルニア
❌ 誤り。正しくは、内ヘルニアは腸管が腹腔内のくぼみや裂け目に入り込んで締めつけられる機械的イレウスの原因で、絞扼性になりうる。
5. 腹腔内癒着
❌ 誤り。正しくは、腹腔内癒着は開腹術後などの癒着や索状物が腸管を屈曲・圧迫して塞ぐ機械的イレウスの原因である。

【試験対策ポイント】

分類しくみ原因の例
機械的(単純性・閉塞性)物理的な閉塞(血行障害なし)腫瘍・癒着・異物
機械的(複雑性・絞扼性)閉塞+血行障害腸重積・ヘルニア嵌頓・腸軸捻転
機能的(麻痺性)蠕動の低下開腹術後・腹膜炎・長期臥床
機能的(痙攣性)腸管の痙攣鉛中毒など

「機能的」と問われたら、腸管を塞ぐ物がない選択肢を選ぶ。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「内科学」第4章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 全36冊・全129章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 全36冊・全129章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第56回 全問一覧

▶ 病理学概論 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)