第56回 理学療法士国家試験 午前 第98問
臨床心理学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第98問(臨床心理学)の正答は 1 です。曝露反応妨害法は、不安を起こす刺激にあえて向き合い(曝露)、不安を下げるための強迫行為をしないでいる(反応妨害)ことを繰り返す行動療法である。
問題
曝露反応妨害法が有効なのはどれか。
- 1. 強迫性障害 ✓
- 2. 身体化障害
- 3. 神経性過食症
- 4. 全般性不安障害
- 5. PTSD〈外傷後ストレス障害〉
正答:1番
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初回正答率 76.7%やさしい
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 強迫性障害
曝露反応妨害法は、不安を起こす刺激にあえて向き合い(曝露)、不安を下げるための強迫行為をしないでいる(反応妨害)ことを繰り返す行動療法である。強迫行為をしなくても不安が自然に下がる体験を積ませる方法なので、強迫行為をもつ強迫性障害が適応となる。
【各選択肢の解説】
1. 強迫性障害
✅ 正しい。強迫観念(汚れた等)による不安を、手洗い・確認などの強迫行為で一時的に下げることで症状が維持される。曝露しながら強迫行為を止めることで、この悪循環を断つ。強迫性障害に対する代表的な心理療法である。
✅ 正しい。強迫観念(汚れた等)による不安を、手洗い・確認などの強迫行為で一時的に下げることで症状が維持される。曝露しながら強迫行為を止めることで、この悪循環を断つ。強迫性障害に対する代表的な心理療法である。
2. 身体化障害
❌ 誤り。多彩な身体症状を繰り返し訴える障害で、止めるべき強迫行為をもたない。正しくは、定期的な診察で関係を保つことや、認知行動療法で症状のとらえ方を扱う対応が中心である。
❌ 誤り。多彩な身体症状を繰り返し訴える障害で、止めるべき強迫行為をもたない。正しくは、定期的な診察で関係を保つことや、認知行動療法で症状のとらえ方を扱う対応が中心である。
3. 神経性過食症
❌ 誤り。曝露反応妨害法の代表的な適応ではない。正しくは、むちゃ食いと代償行動の悪循環や体型への考え方を扱う認知行動療法が中心である。
❌ 誤り。曝露反応妨害法の代表的な適応ではない。正しくは、むちゃ食いと代償行動の悪循環や体型への考え方を扱う認知行動療法が中心である。
4. 全般性不安障害
❌ 誤り。対象を絞れない過度の心配が続く障害で、特定の強迫行為をもたない。正しくは、心配のとらえ方を扱う認知行動療法やリラクセーション、薬物療法が中心である。
❌ 誤り。対象を絞れない過度の心配が続く障害で、特定の強迫行為をもたない。正しくは、心配のとらえ方を扱う認知行動療法やリラクセーション、薬物療法が中心である。
5. PTSD〈外傷後ストレス障害〉
❌ 誤り。曝露を用いる治療は有効だが、反応妨害を組み合わせる方法ではない。正しくは、外傷体験の記憶に向き合う持続エクスポージャー療法などのトラウマに焦点を当てた治療が用いられる。
❌ 誤り。曝露を用いる治療は有効だが、反応妨害を組み合わせる方法ではない。正しくは、外傷体験の記憶に向き合う持続エクスポージャー療法などのトラウマに焦点を当てた治療が用いられる。
【試験対策ポイント】
| 技法 | 主な適応 |
|---|---|
| 曝露反応妨害法 | 強迫性障害 |
| 持続エクスポージャー療法 | PTSD |
| 系統的脱感作法 | 恐怖症 |
| 認知行動療法 | うつ病・神経性過食症・全般性不安障害など |
「反応妨害」=止める対象(強迫行為)がある障害、と読む。
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