PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午前 第99問

臨床心理学第56回午前

第56回 理学療法士国家試験 午前 第99問(臨床心理学)の正答は 4 です。ナルコレプシーは、覚醒を保つ神経伝達物質オレキシン(ヒポクレチン)の不足などで起こる過眠症である。

問題
ナルコレプシーに認められない症状はどれか。
  1. 1. 睡眠発作
  2. 2. 睡眠麻痺
  3. 3. 入眠時幻覚
  4. 4. けいれん発作 ✓
  5. 5. 情動脱力発作

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 54.5%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — けいれん発作

ナルコレプシーは、覚醒を保つ神経伝達物質オレキシン(ヒポクレチン)の不足などで起こる過眠症である。症状は睡眠発作・情動脱力発作・睡眠麻痺・入眠時幻覚の4つ(四徴)である。このうち情動脱力発作・睡眠麻痺・入眠時幻覚の3つは、レム睡眠の要素(筋緊張の消失・夢)が覚醒中に入り込んだものと説明される。けいれん発作はてんかんなどの症状で、ナルコレプシーの症状ではない。


【各選択肢の解説】

1. 睡眠発作
❌ 認められる。正しくは、日中に強い眠気が繰り返し起こり、場面を問わず眠り込んでしまう中核症状である。
2. 睡眠麻痺
❌ 認められる。正しくは、寝入りばなや目覚めの際に意識はあるのに体が動かせない状態(いわゆる金縛り)で、レム睡眠の筋緊張消失が覚醒中に現れたものである。
3. 入眠時幻覚
❌ 認められる。正しくは、寝入りばなに現実感の強い幻覚を体験するもので、レム睡眠の夢が覚醒中に入り込んだものである。
4. けいれん発作
✅ 認められない(=正答)。けいれんは大脳の神経細胞の異常な過剰放電で起こるてんかんなどの症状である。ナルコレプシーの発作は眠気や筋緊張の消失であり、けいれんは起こさない。
5. 情動脱力発作
❌ 認められる。正しくは、笑い・驚きなど強い感情をきっかけに、意識は保たれたまま突然筋の力が抜ける発作(カタプレキシー)である。

【試験対策ポイント】

四徴内容
睡眠発作日中に耐えがたい眠気で眠り込む
情動脱力発作感情をきっかけに脱力(意識は保たれる)
睡眠麻痺入眠・覚醒時に体が動かない
入眠時幻覚寝入りばなの鮮明な幻覚

情動脱力発作の「脱力」と、けいれん(筋の不随意な収縮)を取り違えない。

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