第56回 理学療法士国家試験 午後 第4問
理学療法評価学第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第4問(理学療法評価学)の正答は 3 です。図1は下腿の遠位(足関節付近)、図2は大腿の遠位を固定しており、図2のほうが体幹が大きく起き上がっている。
問題
理学療法士が下肢を固定し、体幹の前屈を行わせた状態を図1に示す。次に図2のように固定位置を変更して体幹前屈を行わせたところ、体幹前傾角度に違いがみられた。この違いが生じた原因として、最も筋力低下が疑われる筋はどれか。
- 1. 腹直筋
- 2. 腸腰筋
- 3. 大腿四頭筋 ✓
- 4. ハムストリングス
- 5. 前脛骨筋
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.4%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 大腿四頭筋
図1は下腿の遠位(足関節付近)、図2は大腿の遠位を固定しており、図2のほうが体幹が大きく起き上がっている。起き上がるとき股関節屈筋は大腿を持ち上げる方向にも働くため、大腿を床に押さえる固定が要る。下腿で固定する図1では、その固定を大腿に伝えるために膝を伸展位に保つ大腿四頭筋の働きが必要で、これが弱いと膝が曲がって大腿が浮き、起き上がれない。大腿を直接固定する図2ではこの働きが不要になる。
【各選択肢の解説】
1. 腹直筋
❌ 誤り。腹直筋は体幹を屈曲させる筋で、どちらの固定でも同じように必要になる。正しくは、腹直筋の低下なら固定位置を変えても起き上がりは同じように困難で、差は生じない。
❌ 誤り。腹直筋は体幹を屈曲させる筋で、どちらの固定でも同じように必要になる。正しくは、腹直筋の低下なら固定位置を変えても起き上がりは同じように困難で、差は生じない。
2. 腸腰筋
❌ 誤り。腸腰筋は骨盤・体幹を大腿に引き寄せる股関節屈筋で、どちらの固定でも同じように働く。正しくは、固定位置による差を生む筋ではない。
❌ 誤り。腸腰筋は骨盤・体幹を大腿に引き寄せる股関節屈筋で、どちらの固定でも同じように働く。正しくは、固定位置による差を生む筋ではない。
3. 大腿四頭筋
✅ 正しい(=正答)。下腿固定(図1)では膝を伸展位に保って大腿を押さえる働きが必要で、大腿固定(図2)では不要になる。図1で起き上がれず図2で起き上がれる差は、大腿四頭筋の筋力低下で説明できる。
✅ 正しい(=正答)。下腿固定(図1)では膝を伸展位に保って大腿を押さえる働きが必要で、大腿固定(図2)では不要になる。図1で起き上がれず図2で起き上がれる差は、大腿四頭筋の筋力低下で説明できる。
4. ハムストリングス
❌ 誤り。ハムストリングスは膝を屈曲させる筋で、大腿を押さえるための膝伸展位の保持には働かない。正しくは、膝を伸展位に保つのは大腿四頭筋である。
❌ 誤り。ハムストリングスは膝を屈曲させる筋で、大腿を押さえるための膝伸展位の保持には働かない。正しくは、膝を伸展位に保つのは大腿四頭筋である。
5. 前脛骨筋
❌ 誤り。前脛骨筋は足関節の背屈筋で、大腿と下腿のどちらを固定するかで必要性は変わらない。正しくは、固定位置の差に関わるのは膝の伸展筋である。
❌ 誤り。前脛骨筋は足関節の背屈筋で、大腿と下腿のどちらを固定するかで必要性は変わらない。正しくは、固定位置の差に関わるのは膝の伸展筋である。
【試験対策ポイント】
固定位置を変えて結果が変わったら、2つの固定位置の間にある関節を保持する筋を疑う。下腿固定と大腿固定の間にあるのは膝関節=膝伸展位を保つ大腿四頭筋。
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