第56回 理学療法士国家試験 午後 第10問
物理療法第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第10問(物理療法)の正答は 5 です。ギプス固定除去後の関節可動域制限と筋力低下には、温熱で軟部組織の伸張性を高めながら、水中で手関節・手指の自動運動を行える渦流浴が適する。
問題
8歳の男児。転倒して橈骨遠位端骨折と診断され、6週間のギプス固定が行われた。固定除去後、関節可動域制限と筋力低下を認めた。物理療法で適切なのはどれか。
- 1. 機能的電気刺激
- 2. 極超短波
- 3. 超音波
- 4. 紫外線
- 5. 渦流浴 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.7%難問
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 渦流浴
ギプス固定除去後の関節可動域制限と筋力低下には、温熱で軟部組織の伸張性を高めながら、水中で手関節・手指の自動運動を行える渦流浴が適する。8歳の成長期であり、骨端線への深部温熱(超音波・極超短波)は避ける点がもう1つの決め手になる。
【各選択肢の解説】
1. 機能的電気刺激
❌ 誤り。機能的電気刺激は中枢神経障害で動かなくなった筋を刺激して動作を再建する方法である。正しくは、固定後の可動域制限・廃用性の筋力低下には、温熱と自動運動を組み合わせる治療を選ぶ。
❌ 誤り。機能的電気刺激は中枢神経障害で動かなくなった筋を刺激して動作を再建する方法である。正しくは、固定後の可動域制限・廃用性の筋力低下には、温熱と自動運動を組み合わせる治療を選ぶ。
2. 極超短波
❌ 誤り。極超短波は深部温熱で、成長期の骨端線への照射は禁忌とされる。正しくは、骨端線のある小児の橈骨遠位部には用いない。
❌ 誤り。極超短波は深部温熱で、成長期の骨端線への照射は禁忌とされる。正しくは、骨端線のある小児の橈骨遠位部には用いない。
3. 超音波
❌ 誤り。超音波も成長期の骨端線への照射は禁忌とされる。正しくは、小児の骨端部には用いない。
❌ 誤り。超音波も成長期の骨端線への照射は禁忌とされる。正しくは、小児の骨端部には用いない。
4. 紫外線
❌ 誤り。紫外線は皮膚疾患の治療や殺菌に用いるもので、関節や筋には作用しない。正しくは、可動域制限・筋力低下には温熱と運動療法を用いる。
❌ 誤り。紫外線は皮膚疾患の治療や殺菌に用いるもので、関節や筋には作用しない。正しくは、可動域制限・筋力低下には温熱と運動療法を用いる。
5. 渦流浴
✅ 正しい(=正答)。温水で組織を温めて伸張性を高め、水流の刺激で疼痛を和らげながら、水中で自動運動を行える。骨端線への深部温熱の問題もなく、小児にも安全に用いられる。
✅ 正しい(=正答)。温水で組織を温めて伸張性を高め、水流の刺激で疼痛を和らげながら、水中で自動運動を行える。骨端線への深部温熱の問題もなく、小児にも安全に用いられる。
【試験対策ポイント】
- 成長期の骨端線:超音波・極超短波は禁忌
- 渦流浴:温熱+水中での自動運動を同時にできる
- 機能的電気刺激=中枢性麻痺の動作再建、紫外線=皮膚・殺菌
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