第56回 理学療法士国家試験 午後 第33問
神経疾患理学療法第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第33問(神経疾患理学療法)の正答は 3 です。脳卒中片麻痺の痙縮は、上肢では屈筋群、下肢では伸筋群に強く出やすい。
問題
脳血管障害の片麻痺について正しいのはどれか。
- 1. 四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。
- 2. 上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。
- 3. 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。 ✓
- 4. 共同運動が出現した後に連合反応が出現する。
- 5. 発症直後は筋緊張が高まることが多い。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.2%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。
脳卒中片麻痺の痙縮は、上肢では屈筋群、下肢では伸筋群に強く出やすい。このため上肢は肩内転・肘屈曲・前腕回内・手指屈曲、下肢は股伸展・膝伸展・足底屈の肢位(Wernicke-Mann肢位)をとりやすい。
【各選択肢の解説】
1. 四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。
❌ 誤り。回復の順序が逆である。正しくは、回復は近位部から遠位部へ進むことが多く、手指など遠位部の回復が遅れやすい。
❌ 誤り。回復の順序が逆である。正しくは、回復は近位部から遠位部へ進むことが多く、手指など遠位部の回復が遅れやすい。
2. 上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。
❌ 誤り。上肢と下肢が逆である。正しくは、上肢のほうが下肢より回復が遅れることが多い。
❌ 誤り。上肢と下肢が逆である。正しくは、上肢のほうが下肢より回復が遅れることが多い。
3. 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。
✅ 正しい。上肢では肘屈筋(上腕二頭筋など)を含む屈筋群の痙縮が強く出やすいため、痙縮があると肘関節は屈曲位をとりやすい。
✅ 正しい。上肢では肘屈筋(上腕二頭筋など)を含む屈筋群の痙縮が強く出やすいため、痙縮があると肘関節は屈曲位をとりやすい。
4. 共同運動が出現した後に連合反応が出現する。
❌ 誤り。順序が逆である。正しくは、弛緩期の後に連合反応が先に出現し、その後に共同運動が随意的に出せるようになる(Brunnstrom stage Ⅱ→Ⅲ)。
❌ 誤り。順序が逆である。正しくは、弛緩期の後に連合反応が先に出現し、その後に共同運動が随意的に出せるようになる(Brunnstrom stage Ⅱ→Ⅲ)。
5. 発症直後は筋緊張が高まることが多い。
❌ 誤り。発症直後は筋緊張が亢進しないことが多い。正しくは、発症直後は弛緩性麻痺で筋緊張は低下していることが多く、その後に痙縮が出現してくる。
❌ 誤り。発症直後は筋緊張が亢進しないことが多い。正しくは、発症直後は弛緩性麻痺で筋緊張は低下していることが多く、その後に痙縮が出現してくる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 押さえる点 |
|---|---|
| 回復の順序 | 近位→遠位、下肢のほうが上肢より回復しやすい |
| 筋緊張の経過 | 発症直後は弛緩→痙縮が出現 |
| 痙縮の優位 | 上肢=屈筋群/下肢=伸筋群 |
| Brunnstrom stage | Ⅰ弛緩→Ⅱ連合反応→Ⅲ共同運動→Ⅳ〜Ⅵ分離運動 |
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