PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第56回 理学療法士国家試験 午後 第34問

神経内科学第56回午後

第56回 理学療法士国家試験 午後 第34問(神経内科学)の正答は 5 です。脊髄性運動失調は後索(深部感覚)の障害による失調である。

問題
脊髄性運動失調症でみられるのはどれか。
  1. 1. 折りたたみナイフ現象
  2. 2. 断綴性発語
  3. 3. 羽ばたき振戦
  4. 4. 酩酊歩行
  5. 5. Romberg徴候陽性 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 40%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — Romberg徴候陽性

脊髄性運動失調は後索(深部感覚)の障害による失調である。開眼では視覚で姿勢の情報を補えるが、閉眼でそれが失われると動揺が著しく増える=Romberg徴候陽性となる。


【各選択肢の解説】

1. 折りたたみナイフ現象
❌ 誤り。運動失調の所見ではない。正しくは、他動的に伸張したとき初めは抵抗が強く途中で急に抵抗が抜ける現象で、錐体路障害による痙縮でみられる。
2. 断綴性発語
❌ 誤り。脊髄性ではない。正しくは、音節が途切れ途切れになり不規則に強まる発話で、小脳性運動失調の症状である。
3. 羽ばたき振戦
❌ 誤り。運動失調の所見ではない。正しくは、上肢を伸ばして手関節を背屈させると姿勢が保てず羽ばたくように動く現象で、肝性脳症など代謝性脳症でみられる。
4. 酩酊歩行
❌ 誤り。脊髄性に特徴的な歩行ではない。正しくは、酔ったように左右によろめく歩行で、小脳性運動失調でみられる。
5. Romberg徴候陽性
✅ 正しい。後索の障害で関節位置覚などの深部感覚が入らないため、閉眼して視覚の代償がなくなると立位を保てず動揺が大きくなる。

【試験対策ポイント】

脊髄性(後索性)失調小脳性失調
障害される情報深部感覚運動の協調
閉眼での悪化著明(Romberg陽性)目立たない(Romberg陰性)
特徴的な所見深部感覚障害・踵を打ちつける歩行断綴性発語・酩酊歩行・企図振戦
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