第56回 理学療法士国家試験 午後 第64問
生理学第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第64問(生理学)の正答は 4 です。心筋は骨格筋より伸びにくく、同じだけ伸ばしたときの受動的な張力(静止張力)が大きい。
問題
心筋について正しいのはどれか。
- 1. 平滑筋である。
- 2. 単収縮は生じない。
- 3. ギャップ結合はみられない。
- 4. 静止張力は骨格筋よりも大きい。 ✓
- 5. 活動電位持続時間は約5 msecである。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%難問
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 静止張力は骨格筋よりも大きい。
心筋は骨格筋より伸びにくく、同じだけ伸ばしたときの受動的な張力(静止張力)が大きい。このため心筋は過度に引き伸ばされにくい。骨格筋・平滑筋との違いを見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 平滑筋である。
❌ 誤り。心筋には横紋がある。正しくは、心筋は横紋筋であり、意思では動かせない不随意筋である。
❌ 誤り。心筋には横紋がある。正しくは、心筋は横紋筋であり、意思では動かせない不随意筋である。
2. 単収縮は生じない。
❌ 誤り。心筋の1回の拍動は単収縮である。正しくは、心筋は単収縮を生じるが、不応期が長いため強縮(加重)が起こらない。
❌ 誤り。心筋の1回の拍動は単収縮である。正しくは、心筋は単収縮を生じるが、不応期が長いため強縮(加重)が起こらない。
3. ギャップ結合はみられない。
❌ 誤り。正しくは、心筋細胞どうしは介在板のギャップ結合でつながり、興奮が細胞から細胞へ伝わって一斉に収縮する(機能的合胞体)。
❌ 誤り。正しくは、心筋細胞どうしは介在板のギャップ結合でつながり、興奮が細胞から細胞へ伝わって一斉に収縮する(機能的合胞体)。
4. 静止張力は骨格筋よりも大きい。
✅ 正しい(=正答)。心筋は伸展に対する抵抗が大きく、同じ長さに伸ばすと骨格筋より大きな受動的張力が生じる。
✅ 正しい(=正答)。心筋は伸展に対する抵抗が大きく、同じ長さに伸ばすと骨格筋より大きな受動的張力が生じる。
5. 活動電位持続時間は約5 msecである。
❌ 誤り。数msecで終わるのは骨格筋や神経の活動電位である。正しくは、心室筋の活動電位はプラトー相をもち、約200〜300 msec続く。
❌ 誤り。数msecで終わるのは骨格筋や神経の活動電位である。正しくは、心室筋の活動電位はプラトー相をもち、約200〜300 msec続く。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 心筋 | 骨格筋 |
|---|---|---|
| 横紋 | あり | あり |
| 随意性 | 不随意 | 随意 |
| ギャップ結合 | あり | なし |
| 活動電位 | 長い(プラトー相) | 短い(数msec) |
| 強縮 | 起こらない | 起こる |
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