第56回 理学療法士国家試験 午後 第64問
生理学第56回午後
心筋について正しいのはどれか。
1. 平滑筋である。
2. 単収縮は生じない。
3. ギャップ結合はみられない。
4. 静止張力は骨格筋よりも大きい。
5. 活動電位持続時間は約5 msecである。
- 1. 平滑筋である。
- 2. 単収縮は生じない。
- 3. ギャップ結合はみられない。
- 4. 静止張力は骨格筋よりも大きい。 ✓
- 5. 活動電位持続時間は約5 msecである。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 静止張力は骨格筋よりも大きい。
心筋は自動性を持ち、収縮力を維持するために静止時にも張力を保持しており、この静止張力は骨格筋よりも有意に大きいという特徴があります。
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【各選択肢の解説】
1. 平滑筋である。
❌ 誤り。心筋は横紋筋に分類される筋肉であり、骨格筋と同様にA帯とI帯を持つ明確な横紋構造を示します。
2. 単収縮は生じない。
❌ 誤り。心筋も単独の刺激に対して単収縮を示します。ただし活動電位の持続時間が長いため、生理的には不完全強縮が起こり続け、単収縮は観察されません。
3. ギャップ結合はみられない。
❌ 誤り。心筋細胞同士はギャップ結合で接続されており、これにより心筋全体が電気的に同期して収縮します。
4. 静止張力は骨格筋よりも大きい。
✅ 正しい。心筋は自動性を有する筋肉で、常に一定の収縮状態を保つため、静止張力は骨格筋よりも大きい特徴があります。
5. 活動電位持続時間は約5 msecである。
❌ 誤り。心筋の活動電位持続時間は約200~300 msecであり、骨格筋の5 msecと比較してはるかに長いです。
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【試験対策ポイント】
• 心筋の活動電位持続時間:200~300 msec(骨格筋:~5 msec)
• 心筋はギャップ結合で電気的に連結し同期収縮
• 心筋の静止張力は骨格筋より大きい(自動性と関連)