第56回 理学療法士国家試験 午後 第82問
神経疾患理学療法第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第82問(神経疾患理学療法)の正答は 5 です。小脳半球の症状は病変と同じ側に出て、麻痺や感覚障害は起こさない。
問題
左小脳半球梗塞で生じやすい症状はどれか。
- 1. 右半身感覚障害
- 2. 右上下肢失調症
- 3. 左片麻痺
- 4. 聴覚障害
- 5. 構音障害 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.8%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 構音障害
小脳半球の症状は病変と同じ側に出て、麻痺や感覚障害は起こさない。選択肢の中で小脳病変で生じるのは失調性の構音障害だけである。
【各選択肢の解説】
1. 右半身感覚障害
❌ 誤り。小脳は感覚の伝導路ではなく、小脳半球梗塞では半身の感覚障害は起こらない。正しくは、半身の感覚障害は視床や対側の感覚路の障害で生じる。
❌ 誤り。小脳は感覚の伝導路ではなく、小脳半球梗塞では半身の感覚障害は起こらない。正しくは、半身の感覚障害は視床や対側の感覚路の障害で生じる。
2. 右上下肢失調症
❌ 誤り。小脳半球は同側の四肢の協調を担う。正しくは、左小脳半球梗塞では左上下肢に失調が出る。
❌ 誤り。小脳半球は同側の四肢の協調を担う。正しくは、左小脳半球梗塞では左上下肢に失調が出る。
3. 左片麻痺
❌ 誤り。小脳障害では筋力低下としての麻痺は起こらない。正しくは、片麻痺は錐体路の障害で生じる。
❌ 誤り。小脳障害では筋力低下としての麻痺は起こらない。正しくは、片麻痺は錐体路の障害で生じる。
4. 聴覚障害
❌ 誤り。小脳半球は聴覚に関与しない。正しくは、聴覚障害は内耳・蝸牛神経・聴覚伝導路の障害で生じる(前下小脳動脈の梗塞で内耳動脈領域が巻き込まれた場合は伴うことがある)。
❌ 誤り。小脳半球は聴覚に関与しない。正しくは、聴覚障害は内耳・蝸牛神経・聴覚伝導路の障害で生じる(前下小脳動脈の梗塞で内耳動脈領域が巻き込まれた場合は伴うことがある)。
5. 構音障害
✅ 正しい。発話の筋の協調が乱れ、断綴性言語・爆発性発語などの失調性構音障害が生じる。
✅ 正しい。発話の筋の協調が乱れ、断綴性言語・爆発性発語などの失調性構音障害が生じる。
【試験対策ポイント】
- 小脳症状=同側の四肢失調・測定障害・反復拮抗運動不能・企図振戦・失調性構音障害・眼振
- 小脳病変だけでは麻痺も感覚障害も出ない
- 大脳病変(対側に症状)と左右を取り違えさせるのが引っかけ
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