第56回 理学療法士国家試験 午後 第93問
臨床医学第56回午後
第56回 理学療法士国家試験 午後 第93問(臨床医学)の正答は 1 です。GVHDは同種の造血幹細胞移植などで、移植片に含まれるドナーのTリンパ球が宿主(患者)の組織を攻撃する反応である。
問題
移植片対宿主病〈graft versus host disease:GVHD〉について正しいのはどれか。
- 1. 腸管に好発する。 ✓
- 2. 予後良好である。
- 3. 自己遊離皮弁術後に生じる。
- 4. 好中球による免疫反応である。
- 5. 血液型が一致すれば発症は防止できる。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 39.1%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 腸管に好発する。
GVHDは同種の造血幹細胞移植などで、移植片に含まれるドナーのTリンパ球が宿主(患者)の組織を攻撃する反応である。主な標的は皮膚・肝臓・消化管である。
【各選択肢の解説】
1. 腸管に好発する。
✅ 正しい。皮膚・肝臓とともに消化管(腸管)がドナーのT細胞の主な標的となり、下痢・腹痛を生じる。
✅ 正しい。皮膚・肝臓とともに消化管(腸管)がドナーのT細胞の主な標的となり、下痢・腹痛を生じる。
2. 予後良好である。
❌ 誤り。正しくは、重症例は予後不良で、同種移植後の主な死因の一つである。
❌ 誤り。正しくは、重症例は予後不良で、同種移植後の主な死因の一つである。
3. 自己遊離皮弁術後に生じる。
❌ 誤り。自分の組織を移すため免疫反応は起こらない。正しくは、他人(同種)からの移植(造血幹細胞移植・輸血など)の後に生じる。
❌ 誤り。自分の組織を移すため免疫反応は起こらない。正しくは、他人(同種)からの移植(造血幹細胞移植・輸血など)の後に生じる。
4. 好中球による免疫反応である。
❌ 誤り。正しくは、ドナー由来のTリンパ球による細胞性免疫反応である。
❌ 誤り。正しくは、ドナー由来のTリンパ球による細胞性免疫反応である。
5. 血液型が一致すれば発症は防止できる。
❌ 誤り。正しくは、発症にはHLAの不一致が関わり、ABO血液型が一致しても防げない(HLAが一致しても起こりうる)。
❌ 誤り。正しくは、発症にはHLAの不一致が関わり、ABO血液型が一致しても防げない(HLAが一致しても起こりうる)。
【試験対策ポイント】
- GVHD=移植片(Graft)が宿主(Host)を攻撃/拒絶反応=宿主が移植片を攻撃
- 担い手=ドナーのTリンパ球
- 標的=皮膚・肝臓・消化管
- 関わる抗原=HLA(ABO血液型ではない)
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