第57回 理学療法士国家試験 午前 第25問
内部障害理学療法第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第25問(内部障害理学療法)の正答は 4 です。閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈が狭窄・閉塞して下肢が虚血になる病気である。
問題
閉塞性動脈硬化症の運動療法を行う場合、収集すべき医学情報として最も重要なのはどれか。
- 1. 胸部CT
- 2. 脊椎MRI
- 3. 筋電図検査
- 4. 足関節上腕血圧比 ✓
- 5. 股関節を含む両下肢単純エックス線
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.3%標準
56人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 足関節上腕血圧比
閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈が狭窄・閉塞して下肢が虚血になる病気である。運動療法の適否・強度を決めるには、下肢虚血の程度を示す足関節上腕血圧比(ABI)が最も重要となる。
【各選択肢の解説】
1. 胸部CT
❌ 誤り。肺や縦隔を見る検査である。正しくは、下肢の虚血の程度は下肢の血流・血圧を測る検査で評価する。
❌ 誤り。肺や縦隔を見る検査である。正しくは、下肢の虚血の程度は下肢の血流・血圧を測る検査で評価する。
2. 脊椎MRI
❌ 誤り。腰部脊柱管狭窄症(神経性の間欠性跛行)との見分けには役立つが、虚血の程度は分からない。正しくは、虚血の程度はABIで評価する。
❌ 誤り。腰部脊柱管狭窄症(神経性の間欠性跛行)との見分けには役立つが、虚血の程度は分からない。正しくは、虚血の程度はABIで評価する。
3. 筋電図検査
❌ 誤り。神経・筋の電気的活動を見る検査である。正しくは、動脈の血流障害の評価にはABIを用いる。
❌ 誤り。神経・筋の電気的活動を見る検査である。正しくは、動脈の血流障害の評価にはABIを用いる。
4. 足関節上腕血圧比
✅ 正しい。足関節の収縮期血圧を上腕の収縮期血圧で割った値で、下肢動脈の狭窄・閉塞が強いほど低くなる。非侵襲的に虚血の重症度が分かり、運動療法の適否と負荷量の判断に使える。
✅ 正しい。足関節の収縮期血圧を上腕の収縮期血圧で割った値で、下肢動脈の狭窄・閉塞が強いほど低くなる。非侵襲的に虚血の重症度が分かり、運動療法の適否と負荷量の判断に使える。
5. 股関節を含む両下肢単純エックス線
❌ 誤り。骨・関節の評価であり、血流は分からない。正しくは、下肢の血流は ABI などの血管の検査で評価する。
❌ 誤り。骨・関節の評価であり、血流は分からない。正しくは、下肢の血流は ABI などの血管の検査で評価する。
【試験対策ポイント】
- ABI 0.9以下で末梢動脈疾患を疑う(日本循環器学会 末梢動脈疾患ガイドライン)
- Fontaine分類:Ⅰ度 冷感・しびれ/Ⅱ度 間欠性跛行/Ⅲ度 安静時疼痛/Ⅳ度 潰瘍・壊死
- 運動療法の中心は間欠性跛行に対する歩行運動。安静時疼痛・潰瘍がある重症例には歩行の負荷を強めない
- 跛行の見分け:血管性(ABI低下・立ち止まれば治まる)と神経性(脊柱管狭窄・前屈や座位で治まる)
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