第57回 理学療法士国家試験 午前 第30問
義肢装具学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第30問(義肢装具学)の正答は 3 です。足継手の機能と、その機能で抑えたい異常の対応を問う問題。
問題
短下肢装具の足継手機能のうち背屈補助が適応となるのはどれか。
- 1. 足関節捻挫
- 2. 外反扁平足
- 3. 下垂足 ✓
- 4. 膝折れ
- 5. 踵 足
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 82.9%やさしい
76人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 下垂足
足継手の機能と、その機能で抑えたい異常の対応を問う問題。背屈補助は遊脚期につま先を持ち上げるため、背屈筋の麻痺で足が垂れる下垂足が適応となる。
【各選択肢の解説】
1. 足関節捻挫
❌ 誤り。捻挫は多くが内がえし(内反)で起こり、問題は内外反の不安定性である。正しくは、内反を制動する装具やテーピングで足関節を固定・保護する。
❌ 誤り。捻挫は多くが内がえし(内反)で起こり、問題は内外反の不安定性である。正しくは、内反を制動する装具やテーピングで足関節を固定・保護する。
2. 外反扁平足
❌ 誤り。正しくは、内側縦アーチを支える足底挿板などで外反とアーチの低下を抑える。背屈補助は用いない。
❌ 誤り。正しくは、内側縦アーチを支える足底挿板などで外反とアーチの低下を抑える。背屈補助は用いない。
3. 下垂足
✅ 正しい。前脛骨筋など背屈筋の麻痺では遊脚期につま先が下がり、床に引っかかる。背屈補助で足関節を背屈方向へ戻し、つま先のクリアランスを確保する。
✅ 正しい。前脛骨筋など背屈筋の麻痺では遊脚期につま先が下がり、床に引っかかる。背屈補助で足関節を背屈方向へ戻し、つま先のクリアランスを確保する。
4. 膝折れ
❌ 誤り。膝折れは立脚期に下腿が前に倒れ膝が屈曲してしまう状態である。正しくは、背屈制動で下腿の前傾を止め、膝の伸展を保ちやすくする。
❌ 誤り。膝折れは立脚期に下腿が前に倒れ膝が屈曲してしまう状態である。正しくは、背屈制動で下腿の前傾を止め、膝の伸展を保ちやすくする。
5. 踵足
❌ 誤り。踵足は下腿三頭筋の筋力低下などで足関節が背屈位をとる状態で、背屈補助は逆効果である。正しくは、背屈制動で過度な背屈を抑える。
❌ 誤り。踵足は下腿三頭筋の筋力低下などで足関節が背屈位をとる状態で、背屈補助は逆効果である。正しくは、背屈制動で過度な背屈を抑える。
【試験対策ポイント】
| 足継手の機能 | 主な適応 | ねらい |
|---|---|---|
| 背屈補助 | 下垂足 | 遊脚期のつま先の引っかかりを防ぐ |
| 底屈制動 | 下垂足・反張膝 | 下腿を前に倒し、膝の過伸展を防ぐ |
| 背屈制動 | 膝折れ・踵足 | 下腿の前傾・過度な背屈を止める |
「膝折れ=背屈制動」「反張膝=底屈制動」は逆に覚えやすいので注意。
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