第57回 理学療法士国家試験 午前 第31問
整形外科学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第31問(整形外科学)の正答は 3 です。Drehmann徴候は、大腿骨頭すべり症で患側股関節を他動的に屈曲すると、股関節が外転・外旋してしまう所見である。
問題
右大腿骨頭すべり症により Drehmann〈ドレーマン〉徴候陽性の場合、背臥位で右下肢を他動的に屈曲したときに生ずる関節運動で正しいのはどれか。
- 1. 左股関節が屈曲・外旋する。
- 2. 左股関節が内転・外旋する。
- 3. 右股関節が外転・外旋する。 ✓
- 4. 右股関節が外転・内旋する。
- 5. 右股関節が内転・内旋する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.6%難問
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 右股関節が外転・外旋する。
Drehmann徴候は、大腿骨頭すべり症で患側股関節を他動的に屈曲すると、股関節が外転・外旋してしまう所見である。患側は右なので、右股関節が外転・外旋する。
【各選択肢の解説】
1. 左股関節が屈曲・外旋する。
❌ 誤り。左は健側であり、所見は他動的に屈曲した患側に出る。正しくは、右股関節が外転・外旋する。
❌ 誤り。左は健側であり、所見は他動的に屈曲した患側に出る。正しくは、右股関節が外転・外旋する。
2. 左股関節が内転・外旋する。
❌ 誤り。側も方向も違う。正しくは、右股関節が外転・外旋する。
❌ 誤り。側も方向も違う。正しくは、右股関節が外転・外旋する。
3. 右股関節が外転・外旋する。
✅ 正しい。骨端(骨頭)が頸部に対して後方へすべるため、屈曲していくと骨頭の位置関係から内旋ができず、大腿が外転・外旋位へ逃げる。
✅ 正しい。骨端(骨頭)が頸部に対して後方へすべるため、屈曲していくと骨頭の位置関係から内旋ができず、大腿が外転・外旋位へ逃げる。
4. 右股関節が外転・内旋する。
❌ 誤り。回旋の向きが逆である。正しくは、外旋する(内旋は制限される)。
❌ 誤り。回旋の向きが逆である。正しくは、外旋する(内旋は制限される)。
5. 右股関節が内転・内旋する。
❌ 誤り。正しくは、内転・内旋ではなく外転・外旋する。
❌ 誤り。正しくは、内転・内旋ではなく外転・外旋する。
【試験対策ポイント】
- 大腿骨頭すべり症:思春期の肥満男子に多い。股関節の内旋制限、跛行、大腿〜膝の痛みを訴えることがある
- Drehmann徴候:患側股関節の他動屈曲で外転・外旋が起こる
- 選択肢は「患側か健側か」と「回旋の向き」の2点で見分ける
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