PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午前 第32問

整形外科学第57回午前
上腕骨骨幹部骨折で最も合併しやすい神経障害はどれか。 1. 腋窩神経 2. 筋皮神経 3. 尺骨神経 4. 正中神経 5. 橈骨神経
  1. 1. 腋窩神経
  2. 2. 筋皮神経
  3. 3. 尺骨神経
  4. 4. 正中神経
  5. 5. 橈骨神経 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 橈骨神経 上腕骨骨幹部骨折では、橈骨神経が最も合併しやすい神経障害です。橈骨神経は上腕骨の後面を螺旋溝に沿って走行するため、骨幹部骨折時に直接損傷されやすく、発生頻度は10~18%と報告されています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 腋窩神経 ❌ 誤り。腋窩神経は上腕骨近位部(頚部・大結節)骨折で損傷しやすく、骨幹部骨折ではまれです。 2. 筋皮神経 ❌ 誤り。筋皮神経は上腕骨骨折での合併神経障害としては比較的少なく、橈骨神経ほど頻度は高くありません。 3. 尺骨神経 ❌ 誤り。尺骨神経は肘部管で損傷されることが多く、上腕骨骨幹部骨折では直接的な損傷は少ないです。 4. 正中神経 ❌ 誤り。正中神経は上腕骨骨幹部骨折での合併神経障害の頻度は橈骨神経より低いです。 5. 橈骨神経 ✅ 正しい。橈骨神経は上腕骨後面の螺旋溝を走行するため、骨幹部骨折時に損傷されやすく最も頻度が高い合併症です。 --- 【試験対策ポイント】 • 上腕骨骨幹部骨折→橈骨神経障害(10~18%) • 橈骨神経は上腕骨後面の螺旋溝を走行 • 橈骨神経障害:下垂手、手関節背屈不能、手指伸展障害
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