第57回 理学療法士国家試験 午前 第34問
神経内科学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第34問(神経内科学)の正答は 3・5 です。脊髄小脳変性症の内訳と評価・治療を問う問題。
問題
脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. Frenkel体操は無効である。
- 2. 視覚障害を伴うことが多い。
- 3. 包括的な評価指標にSARAがある。 ✓
- 4. 患者数は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。
- 5. 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。 ✓
正答:3・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 31%難問
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・5番 — 包括的な評価指標にSARAがある・自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない
脊髄小脳変性症の内訳と評価・治療を問う問題。日本では非遺伝性(孤発性)が多く、その中心の多系統萎縮症で自律神経障害が目立つため、遺伝性の方が自律神経障害は少ない。
【各選択肢の解説】
1. Frenkel体操は無効である。
❌ 誤り。正しくは、Frenkel体操は視覚で動きを確かめながら運動を反復する協調性訓練で、失調症の代表的な運動療法である。
❌ 誤り。正しくは、Frenkel体操は視覚で動きを確かめながら運動を反復する協調性訓練で、失調症の代表的な運動療法である。
2. 視覚障害を伴うことが多い。
❌ 誤り。正しくは、中心の症状は運動失調(歩行のふらつき・構音障害・四肢の協調障害)で、視覚障害を伴うのは一部の病型に限られる。
❌ 誤り。正しくは、中心の症状は運動失調(歩行のふらつき・構音障害・四肢の協調障害)で、視覚障害を伴うのは一部の病型に限られる。
3. 包括的な評価指標にSARAがある。
✅ 正しい。SARA(Scale for the Assessment and Rating of Ataxia)は歩行・立位・座位・言語・上下肢の協調運動の8項目で失調を総合的に点数化し、病型を問わず重症度の把握や経過の追跡に用いる。
✅ 正しい。SARA(Scale for the Assessment and Rating of Ataxia)は歩行・立位・座位・言語・上下肢の協調運動の8項目で失調を総合的に点数化し、病型を問わず重症度の把握や経過の追跡に用いる。
4. 患者数は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。
❌ 誤り。正しくは、日本では非遺伝性が約2/3、遺伝性が約1/3で、非遺伝性の方が多い(難病情報センター)。
❌ 誤り。正しくは、日本では非遺伝性が約2/3、遺伝性が約1/3で、非遺伝性の方が多い(難病情報センター)。
5. 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。
✅ 正しい。非遺伝性の多くを占める多系統萎縮症では起立性低血圧・排尿障害などの自律神経障害が目立つ。遺伝性の病型は小脳症状が中心で、自律神経障害は相対的に少ない。
✅ 正しい。非遺伝性の多くを占める多系統萎縮症では起立性低血圧・排尿障害などの自律神経障害が目立つ。遺伝性の病型は小脳症状が中心で、自律神経障害は相対的に少ない。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 非遺伝性(孤発性) | 遺伝性 |
|---|---|---|
| 患者数 | 約2/3 | 約1/3 |
| 代表 | 多系統萎縮症 | SCA3(Machado-Joseph病)・SCA6など |
| 自律神経障害 | 目立つ | 少ない |
- 評価:SARA(0〜40点・高いほど重い)
- 運動療法:Frenkel体操、重錘負荷、弾性緊縛帯
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