第57回 理学療法士国家試験 午前 第42問
神経疾患理学療法第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第42問(神経疾患理学療法)の正答は 3 です。肩手症候群の急性期は肩から手にかけての疼痛・腫脹が強い時期で、痛みを起こす刺激は避ける。
問題
急性期の肩手症候群への理学療法として正しいのはどれか。
- 1. CI療法
- 2. Codman体操
- 3. 肩関節周囲筋の再教育 ✓
- 4. BFOによる良肢位の保持
- 5. 肩関節周囲筋の積極的な他動伸張運動
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.7%難問
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肩関節周囲筋の再教育
肩手症候群の急性期は肩から手にかけての疼痛・腫脹が強い時期で、痛みを起こす刺激は避ける。痛みの出ない範囲で肩関節周囲筋の随意収縮を促して肩を支え、動かす方向の練習を進める。
【各選択肢の解説】
1. CI療法
❌ 誤り。CI療法は非麻痺側上肢を拘束して麻痺側上肢を集中的に使わせる方法で、疼痛・腫脹の強い急性期の肩手症候群の治療ではない。正しくは、CI療法は手指の随意運動がある程度残る慢性期の片麻痺上肢に用いる。
❌ 誤り。CI療法は非麻痺側上肢を拘束して麻痺側上肢を集中的に使わせる方法で、疼痛・腫脹の強い急性期の肩手症候群の治療ではない。正しくは、CI療法は手指の随意運動がある程度残る慢性期の片麻痺上肢に用いる。
2. Codman体操
❌ 誤り。Codman体操は上肢を下垂させて振り子のように動かすため、手の腫脹が強い急性期には向かない。正しくは、Codman体操は肩関節周囲炎などで肩関節に牽引をかけながら動かす振り子運動である。
❌ 誤り。Codman体操は上肢を下垂させて振り子のように動かすため、手の腫脹が強い急性期には向かない。正しくは、Codman体操は肩関節周囲炎などで肩関節に牽引をかけながら動かす振り子運動である。
3. 肩関節周囲筋の再教育
✅ 正しい。痛みを起こさない範囲で肩関節周囲筋の収縮を促すと、肩関節を安定させつつ能動的な運動を保てる。急性期の基本である「疼痛を増悪させない」に合う。
✅ 正しい。痛みを起こさない範囲で肩関節周囲筋の収縮を促すと、肩関節を安定させつつ能動的な運動を保てる。急性期の基本である「疼痛を増悪させない」に合う。
4. BFOによる良肢位の保持
❌ 誤り。BFOは良肢位保持のための装具ではない。正しくは、BFO(balanced forearm orthosis)は肩・肘の筋力が弱い人の前腕を支え、食事などの机上動作を可能にする装具である。
❌ 誤り。BFOは良肢位保持のための装具ではない。正しくは、BFO(balanced forearm orthosis)は肩・肘の筋力が弱い人の前腕を支え、食事などの机上動作を可能にする装具である。
5. 肩関節周囲筋の積極的な他動伸張運動
❌ 誤り。急性期に積極的な他動伸張を行うと疼痛・腫脹を増悪させる。正しくは、痛みの出ない範囲の自動運動・浮腫の管理(挙上など)を行う。
❌ 誤り。急性期に積極的な他動伸張を行うと疼痛・腫脹を増悪させる。正しくは、痛みの出ない範囲の自動運動・浮腫の管理(挙上など)を行う。
【試験対策ポイント】
- 肩手症候群=脳卒中後などに肩の疼痛と手の腫脹・疼痛を生じる(複合性局所疼痛症候群に含まれる)
- 急性期の原則=痛みを起こさない。強い他動伸張・上肢の下垂は避ける
- 「積極的な他動伸張」は誤りの選択肢の定番
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