第57回 理学療法士国家試験 午前 第48問
神経疾患理学療法第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第48問(神経疾患理学療法)の正答は 4 です。認知症の人への関わりは本人の安心と意思を尊重するのが原則である。
問題
認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。
- 1. 肯定語で指示する。
- 2. 患者のペースに合わせる。
- 3. 同じ動作を繰り返し実施する。
- 4. 運動を拒否しても説得して行う。 ✓
- 5. 日常慣れ親しんだ動作を利用する。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.8%やさしい
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 運動を拒否しても説得して行う。
認知症の人への関わりは本人の安心と意思を尊重するのが原則である。拒否しているのに説得して運動させると、不安や混乱を強め、行動・心理症状(BPSD)の悪化や次回以降の拒否につながる。
【各選択肢の解説】
1. 肯定語で指示する。
✅ 正しい。「〜しないで」より「〜しましょう」のほうが何をすればよいかが伝わり、否定された感じも与えにくい。
✅ 正しい。「〜しないで」より「〜しましょう」のほうが何をすればよいかが伝わり、否定された感じも与えにくい。
2. 患者のペースに合わせる。
✅ 正しい。急がせると混乱や拒否を招くため、本人のペースに合わせる。
✅ 正しい。急がせると混乱や拒否を招くため、本人のペースに合わせる。
3. 同じ動作を繰り返し実施する。
✅ 正しい。認知症では新しいことの記憶が落ちても、繰り返して身につける手続き記憶は比較的保たれるため、反復が役立つ。
✅ 正しい。認知症では新しいことの記憶が落ちても、繰り返して身につける手続き記憶は比較的保たれるため、反復が役立つ。
4. 運動を拒否しても説得して行う。
❌ 誤り。拒否を押し切って行うのは不適切である。正しくは、いったん中断して時間や場面を変える、本人が乗れる活動に切り替えるなど、拒否の理由に合わせて対応する。
❌ 誤り。拒否を押し切って行うのは不適切である。正しくは、いったん中断して時間や場面を変える、本人が乗れる活動に切り替えるなど、拒否の理由に合わせて対応する。
5. 日常慣れ親しんだ動作を利用する。
✅ 正しい。長く続けてきた動作は手続き記憶として残りやすく、遂行しやすい。
✅ 正しい。長く続けてきた動作は手続き記憶として残りやすく、遂行しやすい。
【試験対策ポイント】
- 適切=肯定的な声かけ・短く具体的な指示・本人のペース・反復・慣れた動作
- 不適切=説得や強制・叱責・否定・急がせる
- 「拒否しても説得して行う」は不適切の定番
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