第57回 理学療法士国家試験 午前 第62問
生理学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 1 です。シナプス前膜(軸索終末)が脱分極すると電位依存性Ca²⁺チャネルが開き、Ca²⁺が終末内へ流入する。
問題
シナプス前膜の脱分極に続いて軸索終末に流入するのはどれか。
- 1. カルシウムイオン ✓
- 2. ガンマアミノ酪酸
- 3. グルタミン酸
- 4. ナトリウムイオン
- 5. リン酸イオン
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.1%標準
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — カルシウムイオン
シナプス前膜(軸索終末)が脱分極すると電位依存性Ca²⁺チャネルが開き、Ca²⁺が終末内へ流入する。このCa²⁺がシナプス小胞と前膜の融合を引き起こし、伝達物質が放出される。
【各選択肢の解説】
1. カルシウムイオン(=正答)
✅ 正しい。細胞外のCa²⁺濃度は細胞内よりはるかに高いため、チャネルが開くとCa²⁺が終末内へ流れ込む。これが伝達物質放出(開口分泌)の引き金になる。
✅ 正しい。細胞外のCa²⁺濃度は細胞内よりはるかに高いため、チャネルが開くとCa²⁺が終末内へ流れ込む。これが伝達物質放出(開口分泌)の引き金になる。
2. ガンマアミノ酪酸
❌ 誤り。GABAは抑制性の神経伝達物質で、終末内のシナプス小胞からシナプス間隙へ放出される側の物質である。正しくは、Ca²⁺流入の結果として外へ出ていく物質である。
❌ 誤り。GABAは抑制性の神経伝達物質で、終末内のシナプス小胞からシナプス間隙へ放出される側の物質である。正しくは、Ca²⁺流入の結果として外へ出ていく物質である。
3. グルタミン酸
❌ 誤り。グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質で、GABAと同じく放出される側である。正しくは、Ca²⁺流入により小胞から開口分泌される物質である。
❌ 誤り。グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質で、GABAと同じく放出される側である。正しくは、Ca²⁺流入により小胞から開口分泌される物質である。
4. ナトリウムイオン
❌ 誤り。Na⁺の流入は終末まで伝わってくる活動電位、つまり脱分極そのものを起こす側である。正しくは、脱分極に続いて流入し伝達物質放出を起こすのはCa²⁺である。
❌ 誤り。Na⁺の流入は終末まで伝わってくる活動電位、つまり脱分極そのものを起こす側である。正しくは、脱分極に続いて流入し伝達物質放出を起こすのはCa²⁺である。
5. リン酸イオン
❌ 誤り。リン酸イオンは脱分極に続いて終末へ流入するイオンではない。正しくは、この段階で流入するのはCa²⁺である。
❌ 誤り。リン酸イオンは脱分極に続いて終末へ流入するイオンではない。正しくは、この段階で流入するのはCa²⁺である。
【試験対策ポイント】
シナプス伝達の順序:活動電位(Na⁺流入)が終末に到達→電位依存性Ca²⁺チャネル開口→Ca²⁺流入→小胞と前膜の融合→伝達物質放出→後膜の受容体に結合。神経筋接合部でもアセチルコリン放出の引き金は同じくCa²⁺である。
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