PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午前 第72問

運動学第57回午前

第57回 理学療法士国家試験 午前 第72問(運動学)の正答は 3 です。膝関節屈曲の最終域は、大腿後面と下腿後面(ふくらはぎ)の軟部組織がぶつかることで止まる(軟部組織の接触による制限)。

問題
膝関節屈曲運動の制限に関与するのはどれか。
  1. 1. 斜膝窩靱帯の緊張
  2. 2. 前十字靱帯の緊張
  3. 3. 大腿後面と下腿後面の接触 ✓
  4. 4. 大腿骨の転がり運動の出現
  5. 5. 内側側副靱帯の緊張

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%標準

36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 大腿後面と下腿後面の接触

膝関節屈曲の最終域は、大腿後面と下腿後面(ふくらはぎ)の軟部組織がぶつかることで止まる(軟部組織の接触による制限)。


【各選択肢の解説】

1. 斜膝窩靱帯の緊張
❌ 誤り。斜膝窩靱帯は関節包の後面を補強する靱帯で、屈曲では緩む。正しくは、膝の伸展(過伸展)で緊張し、これを制限する。
2. 前十字靱帯の緊張
❌ 誤り。前十字靱帯は屈曲の最終域を止める組織ではない。正しくは、大腿骨に対する脛骨の前方移動と膝の過伸展を制動する。
3. 大腿後面と下腿後面の接触(=正答)
✅ 正しい。深く曲げるほど大腿後面と下腿後面の筋・脂肪が押し合い、それ以上曲がらなくなる。筋量の多い人ほど屈曲可動域が小さくなりやすいのはこのためである。
4. 大腿骨の転がり運動の出現
❌ 誤り。転がり運動は屈曲を生み出す関節面の動きであって制限因子ではない。正しくは、屈曲では大腿骨顆が脛骨上で後方へ転がりながら前方へ滑ることで、大きな屈曲が可能になる。
5. 内側側副靱帯の緊張
❌ 誤り。内側側副靱帯は屈曲を止める靱帯ではない。正しくは、膝の外反を制動し、主に伸展位で緊張する。

【試験対策ポイント】

運動主な制限因子
膝屈曲大腿後面と下腿後面の軟部組織の接触(股伸展位では大腿直筋の緊張も)
膝伸展後方関節包・斜膝窩靱帯・側副靱帯・前十字靱帯の緊張
肘伸展肘頭と肘頭窩の骨の接触
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