PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午前 第92問

内科学・臨床医学第57回午前

第57回 理学療法士国家試験 午前 第92問(内科学・臨床医学)の正答は 4 です。日本の食道癌は中高年の男性に多い扁平上皮癌で、胸部中部食道に多く、早くからリンパ節に転移しやすい。

問題
食道癌について正しいのはどれか。
  1. 1. 女性に多い。
  2. 2. 腺癌が90%を占める。
  3. 3. リンパ行性転移は稀である。
  4. 4. 飲酒・喫煙は発症に関与する。 ✓
  5. 5. 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 71.4%やさしい

49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 飲酒・喫煙は発症に関与する。

日本の食道癌は中高年の男性に多い扁平上皮癌で、胸部中部食道に多く、早くからリンパ節に転移しやすい。最大の危険因子が飲酒と喫煙である。欧米型の腺癌と日本型の扁平上皮癌の取り違えを問う問題である。


【各選択肢の解説】

1. 女性に多い。
❌ 誤り。正しくは、食道癌は男性に多く、女性の数倍の頻度である。
2. 腺癌が90%を占める。
❌ 誤り。腺癌が多いのは欧米である。正しくは、日本の食道癌は扁平上皮癌が約9割を占める(日本食道学会 全国食道癌登録)。
3. リンパ行性転移は稀である。
❌ 誤り。正しくは、食道は粘膜下層にリンパ管が豊富で、頸部・胸部・腹部に広くリンパ節転移を起こしやすい。
4. 飲酒・喫煙は発症に関与する。(=正答)
✅ 正しい。飲酒と喫煙は食道扁平上皮癌の確立した危険因子である。アルコールの分解産物アセトアルデヒドに発がん性があり、飲むと顔が赤くなる体質の人(分解が遅い人)は特にリスクが高い。
5. 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。
❌ 誤り。下部食道に多いのは欧米の腺癌である。正しくは、日本の食道癌は胸部中部食道に最も多い。

【試験対策ポイント】

日本に多い型欧米に多い型
組織型扁平上皮癌腺癌
好発部位胸部中部食道下部食道(食道胃接合部)
背景飲酒・喫煙胃食道逆流・Barrett食道・肥満
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