第57回 理学療法士国家試験 午前 第97問
神経内科学第57回午前
第57回 理学療法士国家試験 午前 第97問(神経内科学)の正答は 4 です。脳血流SPECTで後頭葉の血流低下が特徴的なのはLewy小体型認知症である。
問題
後頭葉の血流量低下が特徴的なのはどれか。
- 1. HIV認知症
- 2. 血管性認知症
- 3. 前頭側頭型認知症
- 4. Lewy小体型認知症 ✓
- 5. Alzheimer型認知症
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — Lewy小体型認知症
脳血流SPECTで後頭葉の血流低下が特徴的なのはLewy小体型認知症である。後頭葉は視覚にかかわる領域で、この病気の中核症状である幻視と結びつけて覚える。認知症の病型と血流が落ちる部位の対応を問う問題である。
【各選択肢の解説】
1. HIV認知症
❌ 誤り。後頭葉の血流低下は特徴ではない。正しくは、HIV認知症は大脳白質や基底核など皮質下が障害され、精神運動の緩慢を中心とする皮質下性認知症の形をとる。
❌ 誤り。後頭葉の血流低下は特徴ではない。正しくは、HIV認知症は大脳白質や基底核など皮質下が障害され、精神運動の緩慢を中心とする皮質下性認知症の形をとる。
2. 血管性認知症
❌ 誤り。後頭葉に限った低下は特徴ではない。正しくは、梗塞や虚血のある部位に応じたまだら状(不均一)の血流低下を示す。
❌ 誤り。後頭葉に限った低下は特徴ではない。正しくは、梗塞や虚血のある部位に応じたまだら状(不均一)の血流低下を示す。
3. 前頭側頭型認知症
❌ 誤り。正しくは、前頭葉と側頭葉前部の血流低下が特徴で、人格変化や脱抑制などの症状と対応する。
❌ 誤り。正しくは、前頭葉と側頭葉前部の血流低下が特徴で、人格変化や脱抑制などの症状と対応する。
4. Lewy小体型認知症(=正答)
✅ 正しい。後頭葉(視覚野を含む)の血流・代謝の低下がみられ、Alzheimer型との区別に役立つ。幻視・認知機能の変動・パーキンソニズム・レム睡眠行動異常症が中核的特徴である(McKeith 2017)。
✅ 正しい。後頭葉(視覚野を含む)の血流・代謝の低下がみられ、Alzheimer型との区別に役立つ。幻視・認知機能の変動・パーキンソニズム・レム睡眠行動異常症が中核的特徴である(McKeith 2017)。
5. Alzheimer型認知症
❌ 誤り。正しくは、側頭頭頂葉・後部帯状回・楔前部の血流低下が特徴で、後頭葉(一次視覚野)は比較的保たれる。
❌ 誤り。正しくは、側頭頭頂葉・後部帯状回・楔前部の血流低下が特徴で、後頭葉(一次視覚野)は比較的保たれる。
【試験対策ポイント】
| 病型 | 血流が落ちる部位 |
|---|---|
| Lewy小体型 | 後頭葉 |
| Alzheimer型 | 側頭頭頂葉・後部帯状回・楔前部 |
| 前頭側頭型 | 前頭葉・側頭葉前部 |
| 血管性 | 病変に応じたまだら状 |
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