PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午前 第99問

臨床心理学第57回午前

第57回 理学療法士国家試験 午前 第99問(臨床心理学)の正答は 4 です。強迫性障害には、不安を生じる状況にあえて曝し(暴露)、強迫行為をさせない(反応妨害)暴露反応妨害法(ERP)が第一選択の行動療法です。

問題
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. PTSD ─────── 電気けいれん療法
  2. 2. 心気障害 ──────── 持続エクスポージャー法
  3. 3. 解離性健忘 ─────── 自律訓練法
  4. 4. 強迫性障害 ──────── 暴露反応妨害法
  5. 5. 身体化障害 ──────── 系統的脱感作法

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 強迫性障害 ──────── 暴露反応妨害法

強迫性障害には、不安を生じる状況にあえて曝し(暴露)、強迫行為をさせない(反応妨害)暴露反応妨害法(ERP)が第一選択の行動療法です。


【各選択肢の解説】

1. PTSD ─────── 電気けいれん療法
❌ 誤り。PTSDには持続エクスポージャー法・EMDR・認知処理療法が用いられます。電気けいれん療法は重症うつ病などが適応です。
2. 心気障害 ──────── 持続エクスポージャー法
❌ 誤り。持続エクスポージャー法はPTSDの治療法です。心気障害(病気不安症)には認知行動療法が用いられます。
3. 解離性健忘 ─────── 自律訓練法
❌ 誤り。解離性健忘には精神療法的アプローチが中心で、自律訓練法(リラクセーション法)が標準治療ではありません。
4. 強迫性障害 ──────── 暴露反応妨害法
✅ 正しい。強迫観念に伴う不安に曝露し、確認や手洗いなどの強迫行為を行わせない暴露反応妨害法が有効です。
5. 身体化障害 ──────── 系統的脱感作法
❌ 誤り。系統的脱感作法は恐怖症・不安障害に用いる技法で、身体化障害の標準治療ではありません。

【試験対策ポイント】

行動療法の対応:強迫性障害=暴露反応妨害法(ERP)PTSD=持続エクスポージャー・EMDR恐怖症=系統的脱感作法。技法名と適応疾患を入れ替えたひっかけが頻出です。ERPは「曝して・行為をさせない」と意味から覚えましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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