第57回 理学療法士国家試験 午後 第20問
整形外科疾患理学療法第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第20問(整形外科疾患理学療法)の正答は 2 です。関節リウマチ(StageⅢ・ClassⅢ)では環軸椎亜脱臼など頸椎病変のリスクが高く、頸部への強い抵抗運動は脊髄損傷の危険があります。
問題
60歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージⅢ、クラス3で寛解状態であり安定している。理学療法士が行う生活指導について誤っているのはどれか。
- 1. 歩容に応じた足底板を調整する。
- 2. 頸椎の等張性抵抗運動を励行する。 ✓
- 3. 変形防止用のスプリントを用いる。
- 4. 再燃の急性炎症期には運動を避ける。
- 5. 大関節を使う関節保護方法を指導する。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.8%参考値
13人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 頸椎の等張性抵抗運動を励行する。
関節リウマチ(StageⅢ・ClassⅢ)では環軸椎亜脱臼など頸椎病変のリスクが高く、頸部への強い抵抗運動は脊髄損傷の危険があります。よって頸椎の等張性抵抗運動を励行する指導は誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 歩容に応じた足底板を調整する。
✅ 正しい。RAでは足部変形(外反母趾・開張足)が多く、足底板で疼痛軽減・歩行安定を図るのは適切。
✅ 正しい。RAでは足部変形(外反母趾・開張足)が多く、足底板で疼痛軽減・歩行安定を図るのは適切。
2. 頸椎の等張性抵抗運動を励行する。
❌ 誤り。RAは環軸椎亜脱臼を生じやすく、頸椎への抵抗運動は脊髄圧迫の危険があり禁忌。
❌ 誤り。RAは環軸椎亜脱臼を生じやすく、頸椎への抵抗運動は脊髄圧迫の危険があり禁忌。
3. 変形防止用のスプリントを用いる。
✅ 正しい。尺側偏位などの変形進行を防ぐためのスプリント(装具)使用は関節保護の基本。
✅ 正しい。尺側偏位などの変形進行を防ぐためのスプリント(装具)使用は関節保護の基本。
4. 再燃の急性炎症期には運動を避ける。
✅ 正しい。急性炎症期(再燃)は関節破壊を助長しないよう運動を控え安静を優先するのが原則。
✅ 正しい。急性炎症期(再燃)は関節破壊を助長しないよう運動を控え安静を優先するのが原則。
5. 大関節を使う関節保護方法を指導する。
✅ 正しい。小関節への負荷を避け、大関節・体幹で荷重を分散する関節保護指導はRAの基本。
✅ 正しい。小関節への負荷を避け、大関節・体幹で荷重を分散する関節保護指導はRAの基本。
【試験対策ポイント】
関節リウマチのリハは関節保護とエネルギー保存が二本柱。関節保護の原則=小関節より大関節を使う・持続的把持を避ける・変形方向への力を避ける・スプリント活用。重要な合併症として環軸椎亜脱臼(頸椎への過度な運動・抵抗は禁忌)を必ず押さえる。Steinbrocker分類(Stage=関節破壊の進行度、Class=機能障害度)と急性期は安静・回復期は運動という時期別対応も頻出。
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