第57回 理学療法士国家試験 午後 第22問
理学療法管理学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第22問(理学療法管理学)の正答は 5 です。インシデントレポートの目的は個人の責任追及でなく、事例を集めて分析し再発防止とシステム改善につなげることである。
問題
インシデントレポートについて正しいのはどれか。
- 1. 時間をかけて作成する。
- 2. 自分の考えも含めて記載する。
- 3. 医療事故に至らない場合は作成しない。
- 4. 責任の所在を追求することが目的である。
- 5. 管理者は報告しやすい環境を作ることが重要である。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 83.9%やさしい
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 管理者は報告しやすい環境を作ることが重要である。
インシデントレポートの目的は個人の責任追及でなく、事例を集めて分析し再発防止とシステム改善につなげることである。そのため報告が集まる組織風土を管理者がつくることが重要になる。
【各選択肢の解説】
1. 時間をかけて作成する。
❌ 誤り。記憶が新しいうちに作らないと事実が不正確になる。正しくは発生後できるだけ速やかに作成・報告する。
❌ 誤り。記憶が新しいうちに作らないと事実が不正確になる。正しくは発生後できるだけ速やかに作成・報告する。
2. 自分の考えも含めて記載する。
❌ 誤り。推測や主観が混ざると分析の材料にならない。正しくは起こった事実を客観的・具体的に記載する。
❌ 誤り。推測や主観が混ざると分析の材料にならない。正しくは起こった事実を客観的・具体的に記載する。
3. 医療事故に至らない場合は作成しない。
❌ 誤り。事故に至らなかった事例も重要な情報である。正しくはヒヤリ・ハット(ニアミス)も報告の対象とする。
❌ 誤り。事故に至らなかった事例も重要な情報である。正しくはヒヤリ・ハット(ニアミス)も報告の対象とする。
4. 責任の所在を追求することが目的である。
❌ 誤り。責任追及が目的になると報告が隠される。正しくは目的は再発防止・システム改善で、報告者を罰しない(非懲罰的)運用が原則。
❌ 誤り。責任追及が目的になると報告が隠される。正しくは目的は再発防止・システム改善で、報告者を罰しない(非懲罰的)運用が原則。
5. 管理者は報告しやすい環境を作ることが重要である。
✅ 正しい。報告しても責められないと分かれば報告件数が増え、事故の芽を早く見つけて対策できる。
✅ 正しい。報告しても責められないと分かれば報告件数が増え、事故の芽を早く見つけて対策できる。
【試験対策ポイント】
- インシデントレポートの原則=客観的事実を・速やかに・非懲罰的に・ヒヤリ・ハットも報告
- ハインリッヒの法則:1件の重大事故の背後に29件の軽微な事故、300件の傷害に至らない事例がある=ニアミスの収集が重大事故の予防につながる
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