第57回 理学療法士国家試験 午後 第24問
運動療法第57回午後
バランス練習の難度を高める方法として正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 重心が低い姿勢で練習を行う。
2. 開眼で行っていた練習を閉眼で行う。
3. 支持基底面を広くして姿勢保持練習を行う。
4. 立位保持練習時にボール投げの動作を行う。
5. 一定の支持基底面内の重心移動を小さくする。
- 1. 重心が低い姿勢で練習を行う。
- 2. 開眼で行っていた練習を閉眼で行う。 ✓
- 3. 支持基底面を広くして姿勢保持練習を行う。
- 4. 立位保持練習時にボール投げの動作を行う。 ✓
- 5. 一定の支持基底面内の重心移動を小さくする。
正答:2・4番
解説
■ 正答:2番、4番
バランス練習の難度を高めるには、視覚情報の遮断(閉眼化)と認知課題の併用が有効です。これらは動的バランスと静的安定性の両面から挑戦度を上げます。
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【各選択肢の解説】
1. 重心が低い姿勢で練習を行う。
❌ 誤り。重心が低いほど支持基底面との距離が近くなり、バランスは安定しやすくなるため難度は低下します。
2. 開眼で行っていた練習を閉眼で行う。
✅ 正しい。視覚による姿勢制御情報を失うことで、前庭感覚と体性感覚への依存度が高まり、バランス調整の難度が大幅に上昇します。
3. 支持基底面を広くして姿勢保持練習を行う。
❌ 誤り。支持基底面が広いほど安定性が増し、バランス難度は低下します。難度を高めるには支持基底面を狭くすることが必要です。
4. 立位保持練習時にボール投げの動作を行う。
✅ 正しい。認知課題や動的な運動を加えることで、姿勢制御に必要な注意資源が分散され、バランス維持の難度が上昇します。
5. 一定の支持基底面内の重心移動を小さくする。
❌ 誤り。重心移動を小さくすることは動揺を減らし、安定性を増すため難度は低下します。
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【試験対策ポイント】
・バランス難度上昇:閉眼化、支持基底面縮小、認知課題追加
・バランス難度低下:重心低下、支持基底面拡大、視覚情報確保
・動的バランス向上には課題併用が効果的