PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午後 第25問

運動療法第57回午後

第57回 理学療法士国家試験 午後 第25問(運動療法)の正答は 1・3 です。開放性運動連鎖(OKC)は遠位部(足部)が自由で固定されていない運動を指します。

問題
開放性運動連鎖による運動はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 端座位で膝を伸展する運動
  2. 2. 不安定板による立位保持運動
  3. 3. 背臥位で SLR〈下肢伸展挙上〉運動
  4. 4. 背臥位で足底を壁に接触させて押す運動
  5. 5. 立位でチューブの抵抗に対して膝を伸展する運動

正答:1・3番

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解説
■ 正答:1・3番 — 端座位で膝を伸展する運動/背臥位でSLR〈下肢伸展挙上〉運動

開放性運動連鎖(OKC)は遠位部(足部)が自由で固定されていない運動を指します。端座位での膝伸展(足部が浮いている)と背臥位でのSLR(下肢を空中で挙上)は、いずれも遠位端が固定されないOKCです。


【各選択肢の解説】

1. 端座位で膝を伸展する運動
✅ 正しい。足部が床から離れ自由に動くため、遠位が固定されない開放性運動連鎖(OKC)。
2. 不安定板による立位保持運動
❌ 誤り。足部が板(地面)に接して固定され、荷重がかかる閉鎖性運動連鎖(CKC)。
3. 背臥位でSLR〈下肢伸展挙上〉運動
✅ 正しい。下肢を空中で挙上し足部が固定されないため開放性運動連鎖(OKC)。
4. 背臥位で足底を壁に接触させて押す運動
❌ 誤り。足底が壁に固定され押す(荷重的)運動で、遠位が固定された閉鎖性運動連鎖(CKC)。
5. 立位でチューブの抵抗に対して膝を伸展する運動
❌ 誤り。立位で足部が床に固定され荷重がかかるため閉鎖性運動連鎖(CKC)。

【試験対策ポイント】

開放性運動連鎖(OKC)=遠位(足/手)が自由・非荷重(例:座位レッグエクステンション、SLR)/閉鎖性運動連鎖(CKC)=遠位が固定・荷重(例:スクワット、壁押し、立位での運動)。CKCは複数関節が連動し機能的・関節安定性に優れ、ACL再建後などで好まれる。「足が地面や壁に接して固定されているか」を見れば即判別できる。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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