PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午後 第27問

理学療法評価学第57回午後

第57回 理学療法士国家試験 午後 第27問(理学療法評価学)の正答は 2 です。DanielsらのMMT(徒手筋力テスト)は被検者に抵抗を加えて筋力を判定する検査で、疼痛や無理な負荷で症状を悪化させないよう、苦痛の有無を確認しながら行うのが原則です。

問題
Danielsらの徒手筋力テストで正しいのはどれか。
  1. 1. 測定に計測機器は用いない。
  2. 2. 苦痛がないか確認しながら行う。
  3. 3. ベッドの表面は軟らかい方がよい。
  4. 4. ベッドの表面の摩擦は大きい方がよい。
  5. 5. ベッドは高さ固定式のものを使用する。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 苦痛がないか確認しながら行う。

DanielsらのMMT(徒手筋力テスト)は被検者に抵抗を加えて筋力を判定する検査で、疼痛や無理な負荷で症状を悪化させないよう、苦痛の有無を確認しながら行うのが原則です。


【各選択肢の解説】

1. 測定に計測機器は用いない。
❌ 誤り。DanielsらのMMTは徒手で判定するのが基本ですが、ハンドヘルドダイナモメーターなど計測機器を併用することもあり「用いない」と断定はできません。
2. 苦痛がないか確認しながら行う。
✅ 正しい。疼痛や代償を避け、安全に最大筋力を引き出すため、被検者の苦痛を確認しながら段階的に行います。
3. ベッドの表面は軟らかい方がよい。
❌ 誤り。軟らかいと体幹・四肢が沈み込み肢位が安定しません。硬い面が望ましいです。
4. ベッドの表面の摩擦は大きい方がよい。
❌ 誤り。摩擦が大きいと重力除去位(段階2)で水平面を滑らせる動きが妨げられます。摩擦は小さい方が適切です。
5. ベッドは高さ固定式のものを使用する。
❌ 誤り。検者が抵抗を適切に加えるには高さ調整できる方がよく、固定式である必要はありません。

【試験対策ポイント】

MMTの段階は0=収縮なし/1=わずかな収縮/2=重力除去位で全可動域/3=重力に抗して全可動域/4=抵抗に抗するが最大でない/5=正常。段階2の判定には摩擦の小さい硬い面が重要で、検査環境の条件もよく問われます。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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