第57回 理学療法士国家試験 午後 第31問
整形外科学第57回午後
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 男性に好発する。
2. 一次性の頻度が高い。
3. 起立動作時の痛みが強い。
4. 膝外反変形を生じやすい。
5. エックス線写真で骨硬化像がみられる。
- 1. 男性に好発する。
- 2. 一次性の頻度が高い。 ✓
- 3. 起立動作時の痛みが強い。 ✓
- 4. 膝外反変形を生じやすい。
- 5. エックス線写真で骨硬化像がみられる。 ✓
正答:2・3・5番
解説
■ 正答:2番・5番 — 一次性の頻度が高い、エックス線写真で骨硬化像がみられる
変形性膝関節症は中高年の女性に好発し、明らかな原因のない一次性が全体の90%以上を占めます。X線所見では関節裂隙の狭小化、骨硬化像、骨棘形成が特徴的です。
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【各選択肢の解説】
1. 男性に好発する。
❌ 誤り。変形性膝関節症は女性に好発する疾患です。特に更年期以降の女性に多くみられます。
2. 一次性の頻度が高い。
✅ 正しい。一次性(原因不明)が約90%以上を占め、二次性(外傷・疾患に続発)は10%未満です。
3. 起立動作時の痛みが強い。
❌ 誤り。歩行開始時や階段昇降時の痛みが特徴的で、起立動作時の痛みより歩行中の痛みが目立ちます。
4. 膝外反変形を生じやすい。
❌ 誤り。膝内反変形(O脚)を生じやすいです。外反変形は稀です。
5. エックス線写真で骨硬化像がみられる。
✅ 正しい。Kellgrenの分類でも骨硬化像は診断的所見として重要です。関節裂隙狭小化、骨棘と並んで典型的なX線所見です。
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【試験対策ポイント】
- 女性好発(男性ではない)、一次性90%以上
- X線所見:関節裂隙狭小化・骨硬化像・骨棘形成
- 膝内反変形(O脚)を生じやすい
- 痛みの特徴:歩行開始時・階段昇降時