第57回 理学療法士国家試験 午後 第74問
運動学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第74問(運動学)の正答は 1 です。1歩行周期の関節の動きの回数と、立脚相・遊脚相の割合を問う。
問題
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。 ✓
- 2. 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
- 3. 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
- 4. 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
- 5. 高齢者では歩行比が大きくなる。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.8%標準
43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
1歩行周期の関節の動きの回数と、立脚相・遊脚相の割合を問う。足関節と膝関節は2回の山、股関節は1回の山と覚える。
【各選択肢の解説】
1. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
✅ 正しい。踵接地直後に底屈し、立脚中期〜後期に下腿が前に倒れて背屈し、前遊脚期に蹴り出しで底屈し、遊脚期につま先を上げるため背屈する。底屈と背屈が2回ずつ交互に生じる。
✅ 正しい。踵接地直後に底屈し、立脚中期〜後期に下腿が前に倒れて背屈し、前遊脚期に蹴り出しで底屈し、遊脚期につま先を上げるため背屈する。底屈と背屈が2回ずつ交互に生じる。
2. 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
❌ 誤り。正しくは、股関節は踵接地の屈曲位から立脚後期の伸展位へ、遊脚期に再び屈曲へと、伸展と屈曲が1回ずつ生じる。
❌ 誤り。正しくは、股関節は踵接地の屈曲位から立脚後期の伸展位へ、遊脚期に再び屈曲へと、伸展と屈曲が1回ずつ生じる。
3. 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
❌ 誤り。正しくは、膝関節は荷重応答期の軽い屈曲と遊脚期の大きな屈曲で、屈曲と伸展が2回ずつ生じる(二重膝作用)。
❌ 誤り。正しくは、膝関節は荷重応答期の軽い屈曲と遊脚期の大きな屈曲で、屈曲と伸展が2回ずつ生じる(二重膝作用)。
4. 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
❌ 誤り。正しくは、通常の速さの歩行では立脚相約60%・遊脚相約40%で、約6:4である。
❌ 誤り。正しくは、通常の速さの歩行では立脚相約60%・遊脚相約40%で、約6:4である。
5. 高齢者では歩行比が大きくなる。
❌ 誤り。正しくは、歩行比(歩幅÷歩行率)は高齢者では歩幅が短くなるため小さくなる。
❌ 誤り。正しくは、歩行比(歩幅÷歩行率)は高齢者では歩幅が短くなるため小さくなる。
【試験対策ポイント】
| 関節 | 1歩行周期の屈伸の回数 |
|---|---|
| 股関節 | 伸展・屈曲が1回ずつ |
| 膝関節 | 屈曲・伸展が2回ずつ(二重膝作用) |
| 足関節 | 底屈・背屈が2回ずつ |
- 立脚相:遊脚相=約6:4、両脚支持期は歩行が速くなると短くなる
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