PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午後 第83問

神経疾患理学療法第57回午後

第57回 理学療法士国家試験 午後 第83問(神経疾患理学療法)の正答は 1・3 です。自律神経過反射(自律神経過緊張反射)は、T6以上の脊髄損傷で膀胱充満・便塞などの刺激により交感神経が過剰に興奮して起こります。

問題
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 発汗
  2. 2. 頻脈
  3. 3. 高血圧
  4. 4. 低血糖
  5. 5. 四肢の疼痛

正答:1・3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・3番 — 発汗・高血圧

自律神経過反射(自律神経過緊張反射)は、T6以上の脊髄損傷で膀胱充満・便塞などの刺激により交感神経が過剰に興奮して起こります。急激な血圧上昇(高血圧)と損傷レベルより上の発汗・頭痛、反射的な徐脈が特徴です。


【各選択肢の解説】

1. 発汗
✅ 正しい。損傷レベルより上部の顔面・頸部の発汗・紅潮がみられる。
2. 頻脈
❌ 誤り。急激な高血圧に対し圧受容器反射が働き、むしろ徐脈となる。
3. 高血圧
✅ 正しい。交感神経の過剰興奮で発作的に著明な血圧上昇をきたす(最も危険な症状)。
4. 低血糖
❌ 誤り。血糖異常は自律神経過反射の症状ではない。
5. 四肢の疼痛
❌ 誤り。誘因は膀胱・直腸刺激で、麻痺域では痛みを感じない。

【試験対策ポイント】

自律神経過反射はT6より上位の損傷で生じ、最多の誘因は膀胱充満(尿閉・カテーテル閉塞)です。著明な高血圧・頭痛・顔面紅潮・発汗・鼻閉・徐脈が出現し、放置すると脳出血など危険。対応は起座位にして誘因(尿・便)を除去することが第一です。

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