PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第57回 理学療法士国家試験 午後 第89問

神経内科学第57回午後

第57回 理学療法士国家試験 午後 第89問(神経内科学)の正答は 5 です。視床痛は、脳卒中などで視床が障害された後に起こる中枢性の痛みで、病巣と反対側の半身に焼けるような(灼熱感のある)痛みが出る。

問題
痛みとして灼熱感を生じるのはどれか。
  1. 1. Lhermitte 徴候
  2. 2. Morley テスト
  3. 3. 緊張型頭痛
  4. 4. Tinel 徴候
  5. 5. 視床痛 ✓

正答:5番

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初回正答率 63.3%標準

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 視床痛

視床痛は、脳卒中などで視床が障害された後に起こる中枢性の痛みで、病巣と反対側の半身に焼けるような(灼熱感のある)痛みが出る。Déjerine-Roussy症候群とも呼ばれ、難治である。


【各選択肢の解説】

1. Lhermitte 徴候
❌ 誤り。灼熱感ではない。正しくは、頸部を前屈すると背部から四肢へ電気が走るような痛み・しびれが広がる徴候で、多発性硬化症や頸髄の障害でみられる。
2. Morley テスト
❌ 誤り。痛みの性質を示すものではない。正しくは、鎖骨上窩の斜角筋部を圧迫して圧痛や上肢への放散痛をみる、胸郭出口症候群の誘発テストである。
3. 緊張型頭痛
❌ 誤り。正しくは、頭部を締めつけられる・圧迫されるような痛みが特徴で、灼熱感や拍動性はない。
4. Tinel 徴候
❌ 誤り。正しくは、障害された末梢神経の部位を叩くと、その神経の支配領域にピリピリとした放散痛が走る徴候で、絞扼性神経障害や神経再生の部位の確認に用いる。
5. 視床痛
✅ 正しい。感覚の中継核である視床の障害で痛みの伝達・抑制のしくみが乱れ、病巣と反対側に灼熱感を伴う持続的な痛みや、軽い接触で強い痛みを感じる状態が起こる。

【試験対策ポイント】

名称誘発・状況痛みの性質
視床痛視床の病変後灼熱感(対側半身)
Lhermitte徴候頸部前屈電撃様
Tinel徴候神経の叩打支配領域への放散痛
緊張型頭痛—締めつけ感
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