第57回 理学療法士国家試験 午後 第90問
神経内科学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第90問(神経内科学)の正答は 4 です。膠芽腫はグリア細胞から発生する神経膠腫のうち最も悪性度が高い腫瘍(WHO分類のグレード4)で、周囲の脳に浸潤しながら急速に増大し予後不良である。
問題
悪性腫瘍はどれか。
- 1. 下垂体腺腫
- 2. 頭蓋咽頭腫
- 3. 神経鞘腫
- 4. 膠芽腫 ✓
- 5. 髄膜腫
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.3%標準
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 膠芽腫
膠芽腫はグリア細胞から発生する神経膠腫のうち最も悪性度が高い腫瘍(WHO分類のグレード4)で、周囲の脳に浸潤しながら急速に増大し予後不良である。ほかの4つは良性腫瘍に分類される。
【各選択肢の解説】
1. 下垂体腺腫
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、ホルモンの過剰分泌(先端巨大症・Cushing病など)や、視交叉の圧迫による両耳側半盲をきたす。
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、ホルモンの過剰分泌(先端巨大症・Cushing病など)や、視交叉の圧迫による両耳側半盲をきたす。
2. 頭蓋咽頭腫
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、トルコ鞍上部に発生して視野障害や下垂体機能低下(小児では低身長)をきたす。
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、トルコ鞍上部に発生して視野障害や下垂体機能低下(小児では低身長)をきたす。
3. 神経鞘腫
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、頭蓋内では聴神経(前庭神経)に多く、片側の難聴・耳鳴・めまいをきたす。
❌ 誤り。正しくは良性腫瘍であり、頭蓋内では聴神経(前庭神経)に多く、片側の難聴・耳鳴・めまいをきたす。
4. 膠芽腫
✅ 正しい。脳実質に浸潤性に広がるため手術で取り切ることが難しく、放射線・化学療法を併用しても予後不良である。
✅ 正しい。脳実質に浸潤性に広がるため手術で取り切ることが難しく、放射線・化学療法を併用しても予後不良である。
5. 髄膜腫
❌ 誤り。正しくは、髄膜から発生する多くは良性の腫瘍で、脳を外から圧迫しながらゆっくり増大し、原発性脳腫瘍の中で頻度が最も高い。
❌ 誤り。正しくは、髄膜から発生する多くは良性の腫瘍で、脳を外から圧迫しながらゆっくり増大し、原発性脳腫瘍の中で頻度が最も高い。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 主な腫瘍 |
|---|---|
| 良性 | 髄膜腫・下垂体腺腫・神経鞘腫・頭蓋咽頭腫 |
| 悪性 | 膠芽腫・髄芽腫(小児の小脳)・中枢神経系原発悪性リンパ腫・転移性脳腫瘍 |
「〜芽腫」でも血管芽腫は良性なので、名前の語尾で一律に決めず、膠芽腫・髄芽腫は悪性と個別に覚える。
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