第57回 理学療法士国家試験 午後 第93問
内科学・臨床医学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第93問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。多発性骨髄腫は形質細胞が腫瘍化して骨髄で増える疾患である。
問題
多発性骨髄腫にみられるのはどれか。
- 1. 肝障害
- 2. 病的骨折 ✓
- 3. 赤血球増多
- 4. 血清総蛋白量減少
- 5. 低カルシウム血症
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.8%標準
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 病的骨折
多発性骨髄腫は形質細胞が腫瘍化して骨髄で増える疾患である。腫瘍細胞が破骨細胞を活性化させて骨を溶かすため(溶骨性病変)、椎体などに病的骨折が起こる。
【各選択肢の解説】
1. 肝障害
❌ 誤り。肝障害は本症の特徴ではない。正しくは、主な臓器障害は腎障害で、腫瘍がつくる軽鎖(Bence Jones蛋白)や高カルシウム血症が腎を傷める。
❌ 誤り。肝障害は本症の特徴ではない。正しくは、主な臓器障害は腎障害で、腫瘍がつくる軽鎖(Bence Jones蛋白)や高カルシウム血症が腎を傷める。
2. 病的骨折
✅ 正しい。溶骨性病変で骨がもろくなるため、軽い外力で椎体の圧迫骨折などが起こり、骨痛(特に腰背部痛)も多い。
✅ 正しい。溶骨性病変で骨がもろくなるため、軽い外力で椎体の圧迫骨折などが起こり、骨痛(特に腰背部痛)も多い。
3. 赤血球増多
❌ 誤り。正しくは、骨髄が腫瘍細胞に占められて正常な造血が抑えられるため貧血になる。
❌ 誤り。正しくは、骨髄が腫瘍細胞に占められて正常な造血が抑えられるため貧血になる。
4. 血清総蛋白量減少
❌ 誤り。正しくは、腫瘍細胞が単一の免疫グロブリン(M蛋白)を大量につくるため、血清総蛋白は増加する。
❌ 誤り。正しくは、腫瘍細胞が単一の免疫グロブリン(M蛋白)を大量につくるため、血清総蛋白は増加する。
5. 低カルシウム血症
❌ 誤り。正しくは、骨が溶けてカルシウムが血中に出るため高カルシウム血症になる。
❌ 誤り。正しくは、骨が溶けてカルシウムが血中に出るため高カルシウム血症になる。
【試験対策ポイント】
多発性骨髄腫の臓器障害はCRABで覚える。
| 頭文字 | 内容 |
|---|---|
| C(Calcium) | 高カルシウム血症 |
| R(Renal) | 腎障害 |
| A(Anemia) | 貧血 |
| B(Bone) | 溶骨性病変・病的骨折 |
検査ではM蛋白(総蛋白増加)・尿中Bence Jones蛋白・頭蓋骨の打ち抜き像が典型。運動療法では病的骨折に注意する。
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