第58回 理学療法士国家試験 午前 第29問
神経内科学第58回午前
第58回 理学療法士国家試験 午前 第29問(神経内科学)の正答は 3 です。錐体路(上位運動ニューロン)が障害されると、腱反射は亢進し、病的反射が出現し、表在反射(腹壁反射など)は減弱・消失する。
問題
錐体路徴候はどれか。
- 1. 膝蓋腱反射低下
- 2. 深部感覚鈍麻
- 3. 腹壁反射消失 ✓
- 4. 筋緊張低下
- 5. ジストニア
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 腹壁反射消失
錐体路(上位運動ニューロン)が障害されると、腱反射は亢進し、病的反射が出現し、表在反射(腹壁反射など)は減弱・消失する。腱反射と表在反射で向きが逆になる点を見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 膝蓋腱反射低下
❌ 誤り。正しくは、錐体路障害では腱反射は亢進する。腱反射の低下は下位運動ニューロン・末梢神経・筋の障害や、深部感覚の障害でみられる。
❌ 誤り。正しくは、錐体路障害では腱反射は亢進する。腱反射の低下は下位運動ニューロン・末梢神経・筋の障害や、深部感覚の障害でみられる。
2. 深部感覚鈍麻
❌ 誤り。正しくは、深部感覚は後索−内側毛帯路などの感覚路の障害で鈍麻する。運動路である錐体路の徴候ではない。
❌ 誤り。正しくは、深部感覚は後索−内側毛帯路などの感覚路の障害で鈍麻する。運動路である錐体路の徴候ではない。
3. 腹壁反射消失
✅ 正しい。腹壁反射は皮膚刺激で腹筋が収縮する表在反射で、その反射弓の働きには錐体路からの促通が関わるとされ、錐体路障害で減弱・消失する。
✅ 正しい。腹壁反射は皮膚刺激で腹筋が収縮する表在反射で、その反射弓の働きには錐体路からの促通が関わるとされ、錐体路障害で減弱・消失する。
4. 筋緊張低下
❌ 誤り。正しくは、錐体路障害(慢性期)では筋緊張は亢進(痙縮)する。筋緊張低下は小脳障害や下位運動ニューロン障害でみられる。
❌ 誤り。正しくは、錐体路障害(慢性期)では筋緊張は亢進(痙縮)する。筋緊張低下は小脳障害や下位運動ニューロン障害でみられる。
5. ジストニア
❌ 誤り。正しくは、ジストニアは大脳基底核(錐体外路系)の障害でみられる不随意運動である。
❌ 誤り。正しくは、ジストニアは大脳基底核(錐体外路系)の障害でみられる不随意運動である。
【試験対策ポイント】
| 所見 | 錐体路障害 | 下位運動ニューロン障害 |
|---|---|---|
| 腱反射 | 亢進 | 低下・消失 |
| 病的反射(Babinski反射など) | 出現 | 出ない |
| 表在反射(腹壁反射) | 減弱・消失 | 反射弓が障害されれば消失 |
| 筋緊張 | 亢進(痙縮) | 低下 |
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