PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午前 第70問

運動学第58回午前

第58回 理学療法士国家試験 午前 第70問(運動学)の正答は 3 です。内側縦アーチを支える構造のうち、動的に支える筋で最も重要なのが後脛骨筋である。

問題
足部内側縦アーチの維持に最も関与するのはどれか。
  1. 1. 三角靱帯
  2. 2. 長足底靱帯
  3. 3. 後脛骨筋 ✓
  4. 4. 足底筋
  5. 5. 第三腓骨筋

正答:3番

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38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 後脛骨筋

内側縦アーチを支える構造のうち、動的に支える筋で最も重要なのが後脛骨筋である。後脛骨筋の腱は内果の後ろを回って舟状骨粗面などの足底側に付き、舟状骨を下から引き上げる。


【各選択肢の解説】

1. 三角靱帯
❌ 誤り。三角靱帯(内側靱帯)は内果から距骨・踵骨・舟状骨へ張る靱帯で、足関節の内側を安定させる。正しくは、内側縦アーチを静的に支える主な靱帯は底側踵舟靱帯(スプリング靱帯)と足底腱膜である。
2. 長足底靱帯
❌ 誤り。正しくは、長足底靱帯は踵骨の足底面から立方骨・外側の中足骨底へ張り、主に外側縦アーチを支える。
3. 後脛骨筋
✅ 正しい。(=正答)腱が舟状骨粗面・楔状骨・中足骨底などの足底側に広く付き、収縮すると舟状骨を引き上げて内側縦アーチを保つ。機能が落ちると後天性の扁平足になる。
4. 足底筋
❌ 誤り。足底筋は足の裏の筋ではなく、大腿骨外側上顆から起こり踵骨腱に合流する下腿後面の小さな筋で、アーチの支持にはほとんど働かない。正しくは、内側縦アーチを支える筋は後脛骨筋・長母趾屈筋(長母指屈筋)・母趾外転筋などである。
5. 第三腓骨筋
❌ 誤り。正しくは、第三腓骨筋は下腿前面から第5中足骨底の背側に付き、足の背屈・外がえしに働く。アーチの支持には関与しない。

【試験対策ポイント】

アーチ静的な支持動的な支持
内側縦アーチ底側踵舟靱帯・足底腱膜後脛骨筋・長母趾屈筋・母趾外転筋
外側縦アーチ長足底靱帯・足底腱膜長腓骨筋

「足底筋」と足底の筋(足底方形筋など)の名前の取り違えに注意。

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