第58回 理学療法士国家試験 午前 第89問
整形外科学第58回午前
第58回 理学療法士国家試験 午前 第89問(整形外科学)の正答は 4 です。Colles骨折は橈骨遠位端骨折で遠位骨片が背側に転位したもので、手掌をついて転倒したときに起こる。
問題
Colles骨折で正しいのはどれか。
- 1. 成人より小児に多い。
- 2. 尺骨遠位端の骨折である。
- 3. 遠位骨片は掌側に転位する。
- 4. 合併症に正中神経損傷がある。 ✓
- 5. 骨折の分類にはGarden分類が用いられる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.6%難問
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 合併症に正中神経損傷がある。
Colles骨折は橈骨遠位端骨折で遠位骨片が背側に転位したもので、手掌をついて転倒したときに起こる。手根管の近くで骨片の転位や腫脹が起こるため、正中神経障害を合併することがある。
【各選択肢の解説】
1. 成人より小児に多い。
❌ 誤り。正しくは、骨粗鬆症のある中高年の女性に多く、手をついて転倒して受傷する。
❌ 誤り。正しくは、骨粗鬆症のある中高年の女性に多く、手をついて転倒して受傷する。
2. 尺骨遠位端の骨折である。
❌ 誤り。正しくは、橈骨遠位端の骨折である。尺骨茎状突起の骨折を伴うことはある。
❌ 誤り。正しくは、橈骨遠位端の骨折である。尺骨茎状突起の骨折を伴うことはある。
3. 遠位骨片は掌側に転位する。
❌ 誤り。正しくは、遠位骨片は背側に転位し、側面からみてフォーク状変形を示す。遠位骨片が掌側に転位するのはSmith骨折である。
❌ 誤り。正しくは、遠位骨片は背側に転位し、側面からみてフォーク状変形を示す。遠位骨片が掌側に転位するのはSmith骨折である。
4. 合併症に正中神経損傷がある。
✅ 正しい(=正答)。正中神経は橈骨遠位端のすぐ掌側を通って手根管に入るため、骨片の転位や腫脹で圧迫されやすい。母指〜環指橈側のしびれとして現れる。
✅ 正しい(=正答)。正中神経は橈骨遠位端のすぐ掌側を通って手根管に入るため、骨片の転位や腫脹で圧迫されやすい。母指〜環指橈側のしびれとして現れる。
5. 骨折の分類にはGarden分類が用いられる。
❌ 誤り。正しくは、Garden分類は大腿骨頸部骨折の分類である。橈骨遠位端骨折にはAO分類やFrykman分類などを用いる。
❌ 誤り。正しくは、Garden分類は大腿骨頸部骨折の分類である。橈骨遠位端骨折にはAO分類やFrykman分類などを用いる。
【試験対策ポイント】
| Colles骨折 | Smith骨折 | |
|---|---|---|
| 部位 | 橈骨遠位端 | 橈骨遠位端 |
| 遠位骨片の転位 | 背側 | 掌側 |
| 変形 | フォーク状変形 | 鋤(すき)状変形 |
合併症=正中神経障害・複合性局所疼痛症候群(CRPS)・長母指伸筋腱断裂・変形治癒。
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