PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第3問

内科学・臨床医学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第3問(内科学・臨床医学)の正答は 1 です。胸部CTでは肺野が広く低吸収(黒く)で、血管影が細くまばらであり、肺気腫の像である。

問題
80歳の男性。胸部CT(別冊No.2)を別に示す。この患者で低下が予想されるのはどれか。
第58回午後第3問 図
  1. 1. 1秒率 ✓
  2. 2. 残気量
  3. 3. 気道抵抗
  4. 4. 全肺気量
  5. 5. 肺コンプライアンス

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.4%難問

66人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1番 — 1秒率

胸部CTでは肺野が広く低吸収(黒く)で、血管影が細くまばらであり、肺気腫の像である。肺気腫は肺胞壁が壊れて弾性収縮力が落ち、呼気時に気道がつぶれて息を吐き出しにくくなる閉塞性換気障害なので、1秒率が低下する。


【各選択肢の解説】

1. 1秒率
✅ 正しい。肺の弾性収縮力が落ちると呼気の流速が出ず、最初の1秒で吐き出せる量の割合(1秒率)が下がる。1秒率70%未満が閉塞性換気障害の基準である(日本呼吸器学会 COPD診断と治療のためのガイドライン)。
2. 残気量
❌ 誤り。吐き切れない空気が肺に残るため、残気量は増加する。正しくは、肺気腫では残気量は増加する。
3. 気道抵抗
❌ 誤り。呼気時に気道が虚脱して狭くなるため、気道抵抗は上がる。正しくは、肺気腫では気道抵抗は増加する。
4. 全肺気量
❌ 誤り。肺が過膨張するため全肺気量は保たれるか増える。正しくは、全肺気量が低下するのは肺線維症などの拘束性換気障害である。
5. 肺コンプライアンス
❌ 誤り。肺胞壁が壊れて肺が伸びやすくなるため、静肺コンプライアンスは上がる。正しくは、肺気腫では肺コンプライアンスは増加し、肺線維症では低下する。

【試験対策ポイント】

指標肺気腫(閉塞性)肺線維症(拘束性)
1秒率低下正常〜上昇
残気量増加低下
全肺気量正常〜増加低下
肺コンプライアンス増加低下

肺気腫は「吐けずに膨らむ」。1秒率だけが下がり、量とコンプライアンスは増える方向。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「内科学」第2章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 全36冊・全129章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 全36冊・全129章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第58回 全問一覧

▶ 内科学・臨床医学 の過去問一覧

▶ 「呼吸器疾患・呼吸リハ」の過去問64問まとめを見る

スポンサーリンク(広告)