PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第32問

整形外科学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第32問(整形外科学)の正答は 4 です。骨壊死は、骨片への血流が骨折で断たれると起こる。

問題
骨壊死を合併しやすい骨折はどれか。
  1. 1. 鎖骨遠位部骨折
  2. 2. 上腕骨外科頸骨折
  3. 3. 中手骨骨幹部骨折
  4. 4. 大腿骨頸部骨折 ✓
  5. 5. 膝蓋骨骨折

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 86.1%やさしい

36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 大腿骨頸部骨折

骨壊死は、骨片への血流が骨折で断たれると起こる。大腿骨頭は主に頸部の表面を上る内側大腿回旋動脈の枝から血流を受けるため、関節包内の頸部骨折ではこの血管が損傷され、大腿骨頭壊死を合併しやすい。


【各選択肢の解説】

1. 鎖骨遠位部骨折
❌ 誤り。骨壊死は典型的な合併症ではない。正しくは、烏口鎖骨靱帯の損傷を伴う転位例で偽関節が問題になる骨折である。
2. 上腕骨外科頸骨折
❌ 誤り。外科頸は骨頭への血流が保たれやすい部位で、骨頭壊死はまれである。正しくは、骨頭壊死が問題になるのは解剖頸骨折や骨頭が粉砕・脱臼した骨折である。
3. 中手骨骨幹部骨折
❌ 誤り。骨幹部は周囲の軟部組織からの血流が豊富で、骨壊死は起こりにくい。正しくは、回旋変形・短縮が問題になる骨折である。
4. 大腿骨頸部骨折
✅ 正しい。骨頭への血管が頸部を通るため、骨折で血流が途絶えて骨頭壊死や偽関節を起こしやすい。転位が大きいほど危険が高い。
5. 膝蓋骨骨折
❌ 誤り。骨壊死は典型的な合併症ではない。正しくは、転位例で膝の伸展機構が破綻し、手術後の膝の可動域制限が問題になる骨折である。

【試験対策ポイント】

骨壊死を起こしやすい骨折=骨片への血流が骨折線の向こう側から来る部位。

  • 大腿骨頸部骨折 → 大腿骨頭壊死
  • 手の舟状骨骨折 → 近位骨片の壊死
  • 距骨頸部骨折 → 距骨体部の壊死
  • 上腕骨解剖頸骨折 → 上腕骨頭壊死
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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