第58回 理学療法士国家試験 午後 第35問
整形外科学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第35問(整形外科学)の正答は 5 です。広範囲の熱傷では、受傷直後から毛細血管の透過性が亢進し、血漿成分が血管外へ漏れ出す。
問題
広範囲Ⅲ度熱傷の受傷後12時間以内に生じやすいのはどれか。
- 1. 集中治療室獲得性筋力低下〈ICU-AW〉
- 2. 骨化性筋炎
- 3. 肥厚性瘢痕
- 4. 関節拘縮
- 5. 浮腫 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 38.7%難問
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 浮腫
広範囲の熱傷では、受傷直後から毛細血管の透過性が亢進し、血漿成分が血管外へ漏れ出す。そのため受傷後数時間のうちに全身・局所の浮腫が急速に進み、循環血液量が減る(熱傷ショック)。受傷後12時間以内に生じる選択肢は浮腫だけで、ほかは日〜月の単位で起こる合併症である。
【各選択肢の解説】
1. 集中治療室獲得性筋力低下〈ICU-AW〉
❌ 誤り。ICU-AWは重症管理・不動・全身性炎症が続くことで生じる。正しくは、ICU入室から数日以上たって明らかになる筋力低下である。
❌ 誤り。ICU-AWは重症管理・不動・全身性炎症が続くことで生じる。正しくは、ICU入室から数日以上たって明らかになる筋力低下である。
2. 骨化性筋炎
❌ 誤り。骨化性筋炎(異所性骨化)は筋や関節周囲に骨ができる変化で、時間がかかる。正しくは、受傷から数週以降に関節周囲の痛み・可動域制限として現れる。
❌ 誤り。骨化性筋炎(異所性骨化)は筋や関節周囲に骨ができる変化で、時間がかかる。正しくは、受傷から数週以降に関節周囲の痛み・可動域制限として現れる。
3. 肥厚性瘢痕
❌ 誤り。肥厚性瘢痕は創が閉じた後の治癒過程でコラーゲンが過剰に作られて生じる。正しくは、創閉鎖後の数週〜数か月に盛り上がってくる。
❌ 誤り。肥厚性瘢痕は創が閉じた後の治癒過程でコラーゲンが過剰に作られて生じる。正しくは、創閉鎖後の数週〜数か月に盛り上がってくる。
4. 関節拘縮
❌ 誤り。関節拘縮は瘢痕の収縮と不動が続いて進む。正しくは、亜急性期〜回復期にかけて生じるため、急性期からの良肢位保持と可動域運動で予防する。
❌ 誤り。関節拘縮は瘢痕の収縮と不動が続いて進む。正しくは、亜急性期〜回復期にかけて生じるため、急性期からの良肢位保持と可動域運動で予防する。
5. 浮腫
✅ 正しい。血管透過性の亢進による血漿成分の漏出で、受傷直後から急速に生じる。大量輸液を行うのはこの体液の喪失を補うためである。
✅ 正しい。血管透過性の亢進による血漿成分の漏出で、受傷直後から急速に生じる。大量輸液を行うのはこの体液の喪失を補うためである。
【試験対策ポイント】
| 時期 | 主な問題 |
|---|---|
| 受傷直後〜数日 | 浮腫・熱傷ショック(循環血液量減少) |
| 数日〜数週 | 感染・ICU-AW |
| 数週〜数か月 | 肥厚性瘢痕・瘢痕拘縮・関節拘縮・異所性骨化 |
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