PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第54問

解剖学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第54問(解剖学)の正答は 3・4 です。後根には感覚ニューロンの細胞体が集まった脊髄神経節があり、交感神経節前線維は胸髄〜上部腰髄(T1〜L2)から出ます。

問題
脊髄で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 膨大部は3つある。
  2. 2. 前角は白質からなる。
  3. 3. 後根は脊髄神経節をつくる。
  4. 4. 交感神経は胸髄と腰髄とから出る。
  5. 5. 脊髄円錐は第3、4腰椎のレベルにある。

正答:3・4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 20%参考値

10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3・4番 — 後根は脊髄神経節をつくる・交感神経は胸髄と腰髄とから出る

後根には感覚ニューロンの細胞体が集まった脊髄神経節があり、交感神経節前線維は胸髄〜上部腰髄(T1〜L2)から出ます。この2つが正しい記述です。


【各選択肢の解説】

1. 膨大部は3つある。
❌ 誤り。脊髄の膨大部は頸膨大と腰膨大の2つです。それぞれ上肢・下肢への神経が出入りします。
2. 前角は白質からなる。
❌ 誤り。前角は神経細胞体の集まる灰白質です。運動ニューロン(α・γ)が存在します。白質は伝導路(線維)の部分です。
3. 後根は脊髄神経節をつくる。
✅ 正しい。後根上に脊髄(後根)神経節があり、感覚(一次求心性)ニューロンの細胞体が存在します。
4. 交感神経は胸髄と腰髄とから出る。
✅ 正しい。交感神経節前線維はT1〜L2(胸腰系)の側角から出ます。副交感神経は脳幹と仙髄(S2〜4)由来です。
5. 脊髄円錐は第3、4腰椎のレベルにある。
❌ 誤り。成人の脊髄円錐(脊髄下端)は第1〜2腰椎レベルにあります。それ以下は馬尾です。

【試験対策ポイント】

要点は「前根=運動(前角・灰白質由来)/後根=感覚(脊髄神経節)」のベル・マジャンディの法則。自律神経は「交感=胸腰(T1〜L2)/副交感=頭仙(脳幹+S2〜4)」で対比。脊髄下端は成人でL1〜2、新生児ではL3付近まで(成長で相対的に上昇)。腰椎穿刺をL3/4以下で行うのは脊髄円錐を避けるためという臨床知識も狙われる。

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