第58回 理学療法士国家試験 午後 第53問
解剖学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第53問(解剖学)の正答は 2・3 です。眼球を動かす外眼筋は、動眼神経(III)・滑車神経(IV)・外転神経(VI)の3つの脳神経が支配する。
問題
眼球運動に関わる脳神経として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 視神経
- 2. 外転神経 ✓
- 3. 滑車神経 ✓
- 4. 顔面神経
- 5. 三叉神経
正答:2・3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75.4%やさしい
61人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 外転神経・滑車神経
眼球を動かす外眼筋は、動眼神経(III)・滑車神経(IV)・外転神経(VI)の3つの脳神経が支配する。選択肢ではこのうち外転神経と滑車神経が該当する。視神経は視覚、顔面神経・三叉神経は眼球運動以外の働きをもつ神経である。
【各選択肢の解説】
1. 視神経
❌ 誤り。視神経は眼球運動に関わらない。正しくは、網膜からの視覚情報を脳へ伝える感覚性の神経(II)である。
❌ 誤り。視神経は眼球運動に関わらない。正しくは、網膜からの視覚情報を脳へ伝える感覚性の神経(II)である。
2. 外転神経
✅ 正しい。外転神経(VI)は外側直筋を支配し、眼球を外転させる。麻痺すると患側の眼が外へ向けられず、内斜視となる。
✅ 正しい。外転神経(VI)は外側直筋を支配し、眼球を外転させる。麻痺すると患側の眼が外へ向けられず、内斜視となる。
3. 滑車神経
✅ 正しい。滑車神経(IV)は上斜筋を支配する。上斜筋は眼球を内旋・下転・外転させ、眼球が内転した位置で下転の働きが最も強い。麻痺すると下方視での複視(階段を下りるときなど)が出る。
✅ 正しい。滑車神経(IV)は上斜筋を支配する。上斜筋は眼球を内旋・下転・外転させ、眼球が内転した位置で下転の働きが最も強い。麻痺すると下方視での複視(階段を下りるときなど)が出る。
4. 顔面神経
❌ 誤り。顔面神経は眼球運動に関わらない。正しくは、顔面神経(VII)は表情筋(閉眼する眼輪筋を含む)の運動、涙腺・唾液腺の分泌、舌の前2/3の味覚を担う。
❌ 誤り。顔面神経は眼球運動に関わらない。正しくは、顔面神経(VII)は表情筋(閉眼する眼輪筋を含む)の運動、涙腺・唾液腺の分泌、舌の前2/3の味覚を担う。
5. 三叉神経
❌ 誤り。三叉神経は眼球運動に関わらない。正しくは、三叉神経(V)は顔面の感覚(角膜を含む)と咀嚼筋の運動を担う。
❌ 誤り。三叉神経は眼球運動に関わらない。正しくは、三叉神経(V)は顔面の感覚(角膜を含む)と咀嚼筋の運動を担う。
【試験対策ポイント】
| 神経 | 支配する外眼筋 | 麻痺の所見 |
|---|---|---|
| 動眼神経(III) | 上直筋・下直筋・内側直筋・下斜筋(+上眼瞼挙筋) | 眼瞼下垂・外下方への偏位・散瞳 |
| 滑車神経(IV) | 上斜筋 | 下方視での複視 |
| 外転神経(VI) | 外側直筋 | 内斜視・外転障害 |
- 閉眼(眼輪筋)は顔面神経、開眼(上眼瞼挙筋)は動眼神経
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