PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午後 第64問

生理学第58回午後

第58回 理学療法士国家試験 午後 第64問(生理学)の正答は 3・4 です。長期の有酸素運動(持久的トレーニング)では、心臓の1回拍出量が増え、筋への酸素の供給路が増える。

問題
長期間の有酸素運動の効果として正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 安静時血圧の上昇
  2. 2. 安静時心拍数の上昇
  3. 3. 最大心拍出量の増加 ✓
  4. 4. 骨格筋の毛細血管網の発達 ✓
  5. 5. 安静時の交感神経の緊張亢進

正答:3・4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.3%やさしい

41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3・4番 — 最大心拍出量の増加・骨格筋の毛細血管網の発達

長期の有酸素運動(持久的トレーニング)では、心臓の1回拍出量が増え、筋への酸素の供給路が増える。安静時は副交感神経優位に傾き、心拍数・血圧は下がる方向に変わる。上昇・亢進と書いた肢は向きの逆である。


【各選択肢の解説】

1. 安静時血圧の上昇
❌ 誤り。正しくは安静時血圧は低下する方向に変わる。有酸素運動は高血圧の予防・改善に用いられる。
2. 安静時心拍数の上昇
❌ 誤り。1回拍出量が増え、迷走神経の緊張が高まるため、正しくは安静時心拍数は低下する(スポーツ心臓の徐脈)。
3. 最大心拍出量の増加
✅ 正しい。(=正答)最大心拍数はトレーニングでほとんど変わらないが、心筋の適応で1回拍出量が増えるため、その積である最大心拍出量が増える。これが最大酸素摂取量が増える主な理由である。
4. 骨格筋の毛細血管網の発達
✅ 正しい。(=正答)筋線維あたりの毛細血管が増え、ミトコンドリアも増えるため、筋が酸素を取り込んで使う力が高まる。
5. 安静時の交感神経の緊張亢進
❌ 誤り。正しくは安静時には交感神経の緊張が低下し、副交感神経が優位になる。このため安静時心拍数と血圧が下がる。

【試験対策ポイント】

指標持久的トレーニングの効果
安静時心拍数・血圧低下
1回拍出量・最大心拍出量増加
最大心拍数ほぼ不変
毛細血管・ミトコンドリア増加
安静時の自律神経副交感神経優位
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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