第58回 理学療法士国家試験 午後 第65問
生理学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第65問(生理学)の正答は 3 です。副交感神経(迷走神経)は心臓では抑制に働き、心拍数を下げ、房室伝導を遅らせる。
問題
副交感神経の作用で抑制されるのはどれか。
- 1. 膵液分泌
- 2. 気管支筋収縮
- 3. 房室伝導速度 ✓
- 4. 直腸平滑筋収縮
- 5. グリコーゲン合成
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.5%難問
44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 房室伝導速度
副交感神経(迷走神経)は心臓では抑制に働き、心拍数を下げ、房室伝導を遅らせる。一方で消化・分泌・排泄・エネルギーの蓄えといった「休息と消化」の働きは促進する。心臓と内臓で向きが逆になる点が見分けどころ。
【各選択肢の解説】
1. 膵液分泌
❌ 誤り。正しくは副交感神経は膵液分泌を促進する。消化液の分泌は副交感神経で高まる。
❌ 誤り。正しくは副交感神経は膵液分泌を促進する。消化液の分泌は副交感神経で高まる。
2. 気管支筋収縮
❌ 誤り。正しくは副交感神経は気管支平滑筋を収縮させ、気道を狭める(促進)。気管支を拡張させるのは交感神経(β2受容体)である。
❌ 誤り。正しくは副交感神経は気管支平滑筋を収縮させ、気道を狭める(促進)。気管支を拡張させるのは交感神経(β2受容体)である。
3. 房室伝導速度
✅ 正しい。(=正答)迷走神経終末から出るアセチルコリンが洞結節・房室結節に働き、心拍数を下げ、房室伝導を遅らせる。迷走神経の緊張が強いと房室ブロックが現れることがある。
✅ 正しい。(=正答)迷走神経終末から出るアセチルコリンが洞結節・房室結節に働き、心拍数を下げ、房室伝導を遅らせる。迷走神経の緊張が強いと房室ブロックが現れることがある。
4. 直腸平滑筋収縮
❌ 誤り。正しくは副交感神経(骨盤神経)は直腸平滑筋の収縮を促進し、排便を進める。
❌ 誤り。正しくは副交感神経(骨盤神経)は直腸平滑筋の収縮を促進し、排便を進める。
5. グリコーゲン合成
❌ 誤り。正しくは副交感神経はインスリン分泌を高め、肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。グリコーゲン分解を進めるのは交感神経である。
❌ 誤り。正しくは副交感神経はインスリン分泌を高め、肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。グリコーゲン分解を進めるのは交感神経である。
【試験対策ポイント】
| 器官 | 副交感神経 | 交感神経 |
|---|---|---|
| 心拍数・房室伝導 | 抑制 | 促進 |
| 気管支 | 収縮 | 拡張 |
| 消化液分泌・腸管運動 | 促進 | 抑制 |
| 肝グリコーゲン | 合成 | 分解 |
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