第58回 理学療法士国家試験 午後 第95問
内科学・臨床医学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第95問(内科学・臨床医学)の正答は 4 です。大動脈解離は、大動脈の壁が裂けて偽腔ができ、そこから出る枝の血流が途絶えたり、心膜腔へ破れたりして合併症を起こす。
問題
大動脈解離の続発症で誤っているのはどれか。
- 1. 腎不全
- 2. 脳梗塞
- 3. 脊髄障害
- 4. 三尖弁閉鎖不全 ✓
- 5. 心タンポナーデ
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.1%難問
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 三尖弁閉鎖不全
大動脈解離は、大動脈の壁が裂けて偽腔ができ、そこから出る枝の血流が途絶えたり、心膜腔へ破れたりして合併症を起こす。大動脈の根元で障害されるのは大動脈弁であり、右心系の三尖弁は大動脈と接していないので続発症にならない。
【各選択肢の解説】
1. 腎不全
✅ 正しい。解離が腎動脈の分岐部に及ぶと腎臓への血流が減り、腎機能障害・腎不全を起こす。
✅ 正しい。解離が腎動脈の分岐部に及ぶと腎臓への血流が減り、腎機能障害・腎不全を起こす。
2. 脳梗塞
✅ 正しい。解離が腕頭動脈や総頸動脈に及ぶと脳への血流が減り、脳梗塞を起こす。
✅ 正しい。解離が腕頭動脈や総頸動脈に及ぶと脳への血流が減り、脳梗塞を起こす。
3. 脊髄障害
✅ 正しい。脊髄を養う肋間動脈・腰動脈(Adamkiewicz動脈を含む)の血流が途絶えると、脊髄虚血による対麻痺を起こす。
✅ 正しい。脊髄を養う肋間動脈・腰動脈(Adamkiewicz動脈を含む)の血流が途絶えると、脊髄虚血による対麻痺を起こす。
4. 三尖弁閉鎖不全
❌ 誤り(=正答)。三尖弁は右心房と右心室の間の弁で、大動脈とつながっていない。正しくは、大動脈解離の続発症は解離が大動脈の根元に及んで起こる大動脈弁閉鎖不全である。
❌ 誤り(=正答)。三尖弁は右心房と右心室の間の弁で、大動脈とつながっていない。正しくは、大動脈解離の続発症は解離が大動脈の根元に及んで起こる大動脈弁閉鎖不全である。
5. 心タンポナーデ
✅ 正しい。上行大動脈の解離が心膜腔に破れると心膜腔に血液がたまり、心臓が拡張できなくなって心タンポナーデを起こす。
✅ 正しい。上行大動脈の解離が心膜腔に破れると心膜腔に血液がたまり、心臓が拡張できなくなって心タンポナーデを起こす。
【試験対策ポイント】
| 解離が及ぶ所 | 続発症 |
|---|---|
| 大動脈の根元 | 大動脈弁閉鎖不全・冠動脈の閉塞(心筋梗塞) |
| 心膜腔への破裂 | 心タンポナーデ |
| 頸部の枝 | 脳梗塞 |
| 肋間動脈・腰動脈 | 脊髄障害(対麻痺) |
| 腎動脈 | 腎不全 |
Stanford分類:上行大動脈に解離があるのがA型、ないのがB型。
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