第58回 理学療法士国家試験 午後 第96問
臨床心理学第58回午後
全身性エリテマトーデスにみられにくいのはどれか。
1. 頭痛
2. けいれん
3. 被害妄想
4. 音声チック
5. 気分の変動
- 1. 頭痛
- 2. けいれん
- 3. 被害妄想
- 4. 音声チック ✓
- 5. 気分の変動
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 音声チック
全身性エリテマトーデス(SLE)の神経精神症状は多彩ですが、音声チックはSLEの特徴的症状ではなく、むしろトゥレット症候群などの神経発達障害に関連した症状です。SLEでは認知機能障害、気分障害、精神症状が頻発します。
---
【各選択肢の解説】
1. 頭痛
✅ 正しい。SLEでは頭痛が頻繁にみられる症状で、血管炎やループス脳症に伴う症状として現れます。
2. けいれん
✅ 正しい。ループス脳症の重要な神経症状で、10~20%の患者に認められます。
3. 被害妄想
✅ 正しい。SLEの精神症状として統合失調症様症状(被害妄想を含む)が現れることがあります。
4. 音声チック
❌ 誤り。音声チックはSLEの特徴的症状ではなく、トゥレット症候群などに関連した症状です。SLEの神経精神症状としては非典型的です。
5. 気分の変動
✅ 正しい。抑うつ、躁状態などの気分障害はSLEの神経精神症状として一般的にみられます。
---
【試験対策ポイント】
• SLEの神経精神症状:頭痛、けいれん、認知機能障害、気分障害、精神症状が頻発
• ループス脳症:中枢神経障害の重篤な合併症
• 音声チック:発達神経精神疾患の症状で、SLEとの関連性は低い