第59回 理学療法士国家試験 午前 第2問
理学療法評価学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第2問(理学療法評価学)の正答は 2 です。大腿骨近位部骨折の術後は深部静脈血栓症(DVT)の危険が高い。
問題
84歳の男性。心疾患の既往はない。転倒して右大腿骨近位部骨折を受傷し、緊急で骨接合術を受けた。翌日離床を目的に理学療法が処方されたが、右下腿の腫脹と圧痛を訴えている。最も優先的に確認すべき血液検査項目はどれか。
- 1. BNP
- 2. Dダイマー ✓
- 3. HbA1c
- 4. PT-INR
- 5. SP-D
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 80.6%やさしい
67人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — Dダイマー
大腿骨近位部骨折の術後は深部静脈血栓症(DVT)の危険が高い。術後の離床前に下腿の腫脹と圧痛が出ていればまずDVTを疑い、血栓の線溶で生じるDダイマーを確認する。DVTがあれば離床で肺塞栓症を起こしうるため、離床の可否に直結する。
【各選択肢の解説】
1. BNP
❌ 誤り。BNPは心室の負荷で上がる心不全の指標で、下腿の腫脹・圧痛からDVTを疑う場面で最初に見るものではない。正しくは、心不全の診断や重症度の判定に用いる。
❌ 誤り。BNPは心室の負荷で上がる心不全の指標で、下腿の腫脹・圧痛からDVTを疑う場面で最初に見るものではない。正しくは、心不全の診断や重症度の判定に用いる。
2. Dダイマー
✅ 正しい(=正答)。血栓が溶かされるときに出るフィブリン分解産物で、正常値ならDVTの可能性を下げられる(陰性のとき除外に役立つ)。術後は手術自体でも上がるため、高値なら下肢静脈エコーなどで確かめる。
✅ 正しい(=正答)。血栓が溶かされるときに出るフィブリン分解産物で、正常値ならDVTの可能性を下げられる(陰性のとき除外に役立つ)。術後は手術自体でも上がるため、高値なら下肢静脈エコーなどで確かめる。
3. HbA1c
❌ 誤り。HbA1cは過去1〜2か月の平均的な血糖を表す指標で、急性の腫脹・圧痛の原因の判断には使えない。正しくは、糖尿病の診断や血糖管理の評価に用いる。
❌ 誤り。HbA1cは過去1〜2か月の平均的な血糖を表す指標で、急性の腫脹・圧痛の原因の判断には使えない。正しくは、糖尿病の診断や血糖管理の評価に用いる。
4. PT-INR
❌ 誤り。PT-INRは血液凝固の外因系を見る検査で、DVTがあるかどうかは分からない。正しくは、ワルファリン投与中の効き具合の判定などに用いる。
❌ 誤り。PT-INRは血液凝固の外因系を見る検査で、DVTがあるかどうかは分からない。正しくは、ワルファリン投与中の効き具合の判定などに用いる。
5. SP-D
❌ 誤り。SP-Dは肺のサーファクタント蛋白で、DVTとは関係がない。正しくは、間質性肺炎の診断や活動性の指標として用いる。
❌ 誤り。SP-Dは肺のサーファクタント蛋白で、DVTとは関係がない。正しくは、間質性肺炎の診断や活動性の指標として用いる。
【試験対策ポイント】
| 検査 | 主に何を見るか |
|---|---|
| Dダイマー | 血栓・線溶(DVT・肺塞栓症の除外) |
| BNP | 心不全 |
| HbA1c | 過去1〜2か月の血糖 |
| PT-INR | ワルファリンの効き具合 |
| SP-D・KL-6 | 間質性肺炎 |
術後の下肢の腫脹・圧痛・熱感を見たら、離床の前にDVTを確かめる。
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